ふるさと納税は実質2,000円の自己負担で、地域の特産品などがもらえるお得な制度です。
しかし、産休中や育休中で仕事を休んでいる期間にもふるさと納税ができるのか不安に思っている人もいるかもしれません。
この記事では、産休中や育休中のふるさと納税での注意点を解説し、おすすめの返礼品を紹介していきます。
産休中や育休中でもふるさと納税をすることはできる
基本的にふるさと納税は、収入がある人であれば誰でも行うことができます。もちろん、産休中や育休中の人も同様です。
ただ、産休中や育休中のときだと気を付けなければならない点もあります。産休中や育休中にふるさと納税をするときの注意点を見ていきましょう。
産休中や育休中にふるさと納税をするときの注意点
収入が少ないとふるさと納税のメリットを享受できない
ふるさと納税をすると、寄付金額から2,000円を引いた額を所得税や住民税から控除してもらうことができます。
しかし、いくらでも控除してもらえるわけではなく、控除できる上限額が設けられています。その控除上限額は一律ではなく、収入と家族構成によって決められているので、人によって異なります。
収入が多いほど、ふるさと納税で控除できる上限額も高くなっていきます。産休中や育休中で収入が少ないと、控除上限額が低かったりそもそも税金がかからなかったりすることもあり、ふるさと納税でのメリットを得られない可能性があります。
ふるさと納税サイトで自身の控除上限額をしっかりシミュレーションしてから判断しましょう。
各種手当や給付金は収入に含めない
日本には出産や育児を支援する制度があり、様々な手当や給付金などがあります。たとえば、出産をすれば出産育児一時金、育休を取れば育児休業給付金がもらえます。
こういった一時金や給付金は非課税であり、所得には含まれません。
ふるさと納税の控除上限額をシミュレーションする際には、これらの給付金等を収入に含めてはいけません。これらを含めてシミュレーションしてしまうと正確な控除上限額が算出されず、自己負担額が増えてしまって損をするだけです。
一部では育休中でも給料を支払う会社もありますが、その場合の給料はもちろん所得ですので、シミュレーションでは収入に含めて試算してください。
医療費控除を申請すると控除上限額に影響が出る
出産などで医療費控除を申請する場合は、ふるさと納税の控除上限額にも影響があります。
シミュレーションをする際には簡易シミュレーションではなく、詳細シミュレーションをすることで、医療費控除の影響もふまえた控除上限額を出すことが可能です。
ただ、医療費控除の影響はそこまで大きくはないため、控除上限額ぎりぎりまでふるさと納税するのでなければ、そこまで心配することはありません。
医療費控除を申請する場合はワンストップ特例制度が使えない
ふるさと納税の手続きには、ワンストップ特例制度という便利な制度があります。ワンストップ特例制度の申請をすれば、ふるさと納税のためだけに確定申告をする必要はなくなります。
しかし、確定申告をする場合はワンストップ特例制度を利用することができません。ワンストップ特例制度の申請をしていても、確定申告をした時点でワンストップ特例制度の申請は無効となってしまいます。
医療費控除の申請方法は確定申告のみです。医療費控除の申請などで確定申告をするときには、忘れずにふるさと納税の申告も行いましょう。
ワンストップ特例制度の申請をしているから大丈夫だと思って確定申告でふるさと納税の申告をしなかった場合は、寄付した全額が自己負担になってしまいます。
ちなみに、ふるさと納税は寄付金控除に該当します。
産休中や育休中におすすめのふるさと納税の返礼品
ここからは産休中や育休中におすすめのふるさと納税の返礼品を紹介していきます。
おむつ
物価が上がっている今、おむつの価格も上がっています。毎日何枚も消費するおむつをふるさと納税の返礼品でもらうことができれば、生活費を抑えることができます。
子どもの成長は早いため、返礼品が送られる時期とサイズには気を付けて注文しましょう。
ミルク
ミルクも育児には欠かせない物なので、ふるさと納税の返礼品でもらえれば助かること間違いなしです。
ただ、種類によっては子どもに合わなかったり飲まなかったりすることもあります。普段から飲みなれたミルクを選ぶのがおすすめです。
離乳食
「子どもには体にいいものを食べさせてあげたい」それが親の願いですよね。ふるさと納税の返礼品には、素材にこだわった離乳食もたくさんあります。
リラックスグッズ
いくらかわいい赤ちゃんでも、24時間ずっと看ているとストレスがたまるのは当然です。
お父さんとお母さんの精神的な安定こそが、育児には必要です。育児でたまったストレスを解消するためのリラックスグッズを、ふるさと納税の返礼品に選んでみるのはいかがでしょうか。
これらのグッズでストレスを解消して、心穏やかに育児をしていきたいですね。
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