ふるさと納税は自己負担わずか2,000円で、寄付した自治体の特産品などが返礼品としてもらえるお得な制度です。
ふるさと納税の利用者は年々増加していますが、すべての人が行っているわけではありません。中にはふるさと納税をめんどくさいと感じている人もいます。
この記事では、どうしてふるさと納税がめんどくさいと思われているのかを解説し、そういう人におすすめの方法を紹介していきます。
ふるさと納税がめんどくさいと思われる4つの理由
ふるさと納税がめんどくさいと思う理由は1つだけではありません。様々な理由がありますが、大きく分けると次の4つです。
控除上限額を調べるのがめんどくさい
ふるさと納税の自己負担を2,000円に抑えるためには、税金の控除上限額を知る必要があります。
この控除上限額は一律で決まっているわけではなく、納税者の収入や家族構成などによって異なります。自身の控除上限額を正確に計算するには、収入、社会保険料、生命保険料控除や住宅ローン控除の金額などが必要なので、確かにめんどくさいです。
寄付先や返礼品を選ぶのがめんどくさい
昨年9月に、総務省がふるさと納税制度への参加を認めた自治体は1785もあります。これらの自治体がいくつもの返礼品を用意しているので、数十万種類もの返礼品が存在します。
これだけの数の自治体と返礼品をすべて見ることは不可能です。いろいろと見ていくうちに、「めんどくさいからもういいや」となってしまうのもうなずけます。
申請手続きがめんどくさい
ふるさと納税をして税金の控除を受けるためには、申請が必要です。
申請方法は確定申告かワンストップ特例制度のどちらかですが、申請手続きがめんどくさくてふるさと納税をしない人は少なくありません。
返礼品を受け取るのがめんどくさい
家を留守にしがちな人や帰宅が遅い人にとっては、返礼品を受け取ることがめんどくさいと感じることも。
不在連絡を受け取ってから再配達を依頼しても、配達指定時間には数時間の幅がもたせてあるため、その時間に家を出られずにストレスがたまるケースもあります。
ふるさと納税がめんどくさい人におすすめの方法
ふるさと納税をめんどくさいと感じる人もちょっとした工夫をすることで、簡単にふるさと納税をすることが可能です。
めんどくさいと感じる理由ごとにおすすめの方法を紹介します。
控除上限額を調べるのがめんどくさい人におすすめの方法
ふるさと納税の控除上限額を調べるのがめんどくさい人は、簡易シミュレーションを使ってみましょう。
ふるさと納税仲介サイトの簡易シミュレーションであれば、家族構成と年収くらいで控除上限額をざっくりと出してくれます。
控除上限額を超えて寄付して自己負担が増えるのは避けたいので、簡易シミュレーションで出た金額よりも2割~3割程度少なめの金額を目安にふるさと納税をするといいでしょう。
寄付先や返礼品を選ぶのがめんどくさい人におすすめの方法
寄付先や返礼品を選ぶのがめんどくさい人は、寄付する自治体や受け取る返礼品を絞ってください。
以前に住んでいた自治体や災害で復興中の自治体といったように寄付先の自治体を決めてしまえば、選択肢が少なくなって選ぶのがラクになります。
返礼品から選びたいのなら、米とか肉とかいったジャンルを決めましょう。ジャンルの中から選ぶこともめんどくさいときには、ランキング上位のものを選べば大きな失敗をすることはなく無難です。
申請手続きがめんどくさい人におすすめの方法
ふるさと納税をしたことがないと、申請手続きがめんどくさく見えるかもしれませんが、実は結構簡単です。
毎年確定申告をしている人であれば、寄付先の自治体から発行される寄付金受領証明書を添付するだけなので、ほとんど手間はかかりません。
確定申告が不要な人は、ワンストップ特例制度の利用が便利です。ワンストップ特例制度を利用するためには、1年間のふるさと納税の寄付先を5自治体以内にすることが必要です。6以上の自治体に寄付をすると確定申告が必須となってしまうので要注意です。
ワンストップ特例制度だと寄付先の自治体に申告書を提出しなければなりませんが、最近では多くの自治体でオンライン申請ができるようになっています。書類の記入や郵送がめんどくさい人は、オンライン申請ができる自治体に寄付するのがおすすめです。
返礼品を受け取るのがめんどくさい人におすすめの方法
返礼品を受け取るのがめんどくさい人は、受け取る必要のない返礼品を選びましょう。
旅行クーポンや食事券などは、電子化されていたり、ポストに投函してもらえたりするものもあります。そのような返礼品を選べば、受け取りに関するめんどくささは皆無です。
ふるさと納税も慣れれば簡単
初めてのことは分からないことが多くてめんどくさいと感じやすいですが、やってみるとそんなにめんどくさくないこともよくあります。ふるさと納税も同じで、やってみると大してめんどくさくありません。
自己負担2,000円で色々な返礼品が受け取れるお得な制度ですので、ぜひ始めてみましょう。
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