カーリースを検討していると、「カーリースはやめとけ」や「やめといた方がいい」といった否定的な声を聞くことが少なくありません。
「カーリース」と検索すると、関連キーワードに「カーリース やめとけ」という候補も出てきます。カーリース利用者は増えているのに、やめとけと言われてしまうのはなぜでしょうか。
「カーリースはやめとけ！」と言われてしまう７つの理由を解説します。
「カーリースはやめとけ！」と言われてしまう７つの理由
走行距離に制限がある
カーリースでは、契約時に走行距離についての条件が付くことがあります。カーリースは契約満了時に車を返却しますが、走行距離が多いと車の価値が下がってしまうためです。
距離制限を超えていると、返却時に超過料金を請求されてしまうため、走行距離が多くなる人は「カーリースはやめとけ」と言われてしまいます。
車を自由にカスタマイズできない
基本的にカーリースの車両は、カスタマイズやドレスアップをすることができません。
車をカスタマイズすると、車の価値が下がってしまう可能性があるためです。返却時に原状回復できるアルミホイールの交換程度であれば可能ですが、原状回復が難しいカスタマイズだと規約違反となり違約金を支払うことになりかねません。
車を自分好みにカスタマイズしたい人にとっては、「カーリースはやめとけ！」というのも納得できます。
車を買うよりも割高になることもある
カーリースは月々の負担が軽いイメージを抱く人も多いかもしれませんが、トータルでの費用は購入するよりも高くなるケースがあります。
車を購入した場合とカーリースにした場合の費用を比較しないと、あとになって「カーリースはやめておけばよかった」ということになってしまうかもしれません。
返却時に費用が発生する可能性がある
カーリースの契約には、オープンエンド方式とクローズエンド方式の2種類があります。オープンエンド方式は契約時に残価を設定する契約で、クローズエンド方式は契約時に残価を設定しない方法です。
オープンエンド方式だと残価を高く設定することで月々の支払いを抑えられる一方で、返却時の車の価値が設定した残価を下回っていた場合にはその差額を支払うことが必要です。
返却時に支払う差額が大きいと、「カーリースはやめておけばよかった」となりかねません。
基本的には中途解約できない
カーリースは、中途解約できないのが一般的です。リースしていた車の全損事故や、急な海外転勤などでやむを得ずに中途解約する場合は、解約金や違約金を支払う必要があります。
まとまった額の解約金や違約金を支払うことになった人は、周りの人に「カーリースはやめとけ」と言う人もいるはずです。
車が自分のものにならない
原則としてカーリースは、契約満了時に車を返却しなければなりません。何年も乗って愛着が湧いた車でも同様です。
月々のリース料でトータル100万円以上支払っていても、最終的に車は自分のものにはならないため「カーリースはやめた方がいい」と言われることがあります。
カーリースは貧乏人だと思われることも
カーリースを利用する人は、頭金がなかったりカーローンの審査が通らなかったりする貧乏人だと思っている人もいます。そのため、「カーリースなんて貧乏人向けのサービスだからやめとけ」と言う人もいるようです。
もっとも乗っている車がカーリースであるかどうかは、車検証でも見ないかぎりは分からないので、そこまで気にする必要はない気もします。
「カーリースはやめとけ！」が当てはまる人
カーリースにもデメリットがあるため、向いていない人も当然います。
カーリースをやめておいた方がいいのは次のような人たちです。
車の走行距離が多い人
カーリースの契約には走行距離も定められています。
走行距離をオーバーすると超過料金がかかりますので、車にガンガン乗って走行距離が多くなる人にカーリースはあまりおすすめできません。
車を自分好みにカスタマイズしたい人
カーリースだとできるカスタマイズが限られています。
カスタマイズを楽しみたい人にとって、カーリースは物足りなさを感じることでしょう。
車を所有することに価値を感じる人
カーリースの車はリース会社のものです。満了時には返却が必要です。
所有することにこだわる人はカーリースではなく購入がおすすめです。
生活環境が大きく変わる可能性のある人
海外赴任などで生活環境が大きく変わる可能性がある人は、カーリースも中途解約となってしまうリスクが高いです。
中途解約には解約金や違約金が発生するため、生活環境に大きな変化がありそうな人はカーリースはやめておいた方が無難です。
カーリースが向いている人
初期費用を抑えたい人
カーリースには頭金が不要です。初期費用が抑えられるので貯金がない人でも利用できます。
まとまったお金は用意できないけど車に乗りたい人にとって、カーリースは魅力的なサービスです。
毎月の支払いを均等にしたい人
車を所有していると、車検や税金の支払いで出費の多くなる時期があります。
カーリースだと車検も税金もリース料に含まれていることが多いので、月々の支払いは安定し家計管理はラクになります。
車の突然の出費を避けたい人
カーリースは月々のリース料が決められています。
メンテナンスリースだと消耗品の交換もリース料に含まれるため、タイヤやバッテリーの交換が必要になっても、突然の出費を避けることができます。
車を短いスパンで乗り換えたい人
1台の車に長く乗るよりも短いスパンで車を乗り換えたい人は、契約期間の決まっているカーリースが向いています。
車検のタイミングで乗り換える3年・5年・7年契約が人気です。
カーローンの審査に落ちた人
カーリースにも審査はありますが、一般的にはカーローンの審査よりも通りやすいと言われています。
車に乗りたいけどカーローンの審査に落ちてしまった人は、カーリースが救いの手となるかもしれません。
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