自動車保険を短期で3ヶ月や1ヶ月だけ契約する方法 | スマネジ+

自動車保険を短期で3ヶ月や1ヶ月だけ契約する方法

自動車保険の保険期間は1年が基本です。それよりも短い月単位での短期契約はできるのでしょうか。

この記事では、自動車保険を短期で3ヶ月や1ヶ月だけ契約する方法を紹介していきます。

自動車保険の契約は年単位

一般的な自動車保険の契約期間は、すべて年単位です。大半が1年契約ですが、2年、3年、5年、7年といった長期契約もあります。

一般的な自動車保険では、数ヶ月単位の契約期間というものはありません。

とはいえ、1年未満の短期だと自動車保険に加入できないわけではありません。

年単位の契約であっても1ヶ月や3ヶ月で解約できる

契約期間が年単位の自動車保険であっても、解約はいつでも可能です。

1ヶ月だけ契約したいときは、1年契約の自動車保険に加入し、1か月後に解約手続きを取ればいいだけの話です。

ただ、その場合には注意しなければならない点があります。

自動車保険を短期で解約する予定なら月払いでの契約が得

自動車保険を1ヶ月や3ヶ月といった短期で解約するつもりなら、保険料は1年分を一括で支払うのはやめて、月払いで契約しておいた方が得です。

自動車保険を1年間継続するなら保険料を年払いにした方が安くすむのですが、途中で解約すると解約払戻金は少なくなってしまいます。

たとえば、自動車保険の保険料を一括で1年分の10万円を支払って、3ヶ月弱で解約したとします。3ヶ月であれば、1年の25%なので、年払保険料の75%である7.5万円くらいの解約払戻金がありそうですが、そうではありません。

自動車保険の解約払戻金の算出には、短期率というものを使用するからです。

期間短期率
7日まで10%
15日まで15%
1ヶ月まで25%
2ヶ月まで35%
3ヶ月まで45%
4ヶ月まで55%
5ヶ月まで65%
6ヶ月まで70%
7ヶ月まで75%
8ヶ月まで80%
9ヶ月まで85%
10ヶ月まで90%
11ヶ月まで95%
 12ヶ月まで  100% 

これは一般的な短期率の表です。

解約払戻金は年間保険料×(1-短期率)で計算します。

さきほどの3ヶ月弱で解約したときの解約払戻金をこれに当てはめてみると、

年間保険料10万円×(1-45%)=5.5万円

解約払戻金は7.5万円ではなく、5.5万円しかないことが分かります。たった3ヶ月で、年間保険料の45%も消費したことになります。

契約期間の途中で解約する予定なら、保険料の年払いは損です。必ず月払いで契約しましょう。

自動車保険の解約時には中断証明書を発行しておこう

自動車保険を解約するときには、保険会社から中断証明書を発行してもらいましょう。

自動車保険にはノンフリート等級があり、無事故で更新するごとに等級が上がっていくしくみです。

新契約時は6等級(セカンドカー割引の場合は7等級)からスタートし、最大20等級(一部の共済では22等級)まで上がります。ノンフリート等級が上がっていくと、保険料の割引率も上がるため、保険料は安くなります。

20等級の場合の割引率は63%にもなるので、ノンフリート等級はとても重要です。

本来、解約後しばらくしてから再度自動車保険に加入すると、最初の6等級からスタートすることになってしまいます。

しかし、中断証明書があれば、前回の等級を引き継いで自動車保険を契約することができます。

中断証明書は解約した保険会社以外でも使用でき、10年間有効です。

もう車に乗る予定がなくても、10年のうちに生活環境が大きく変化して気が変わるかもしれません。自分が車を運転しなくても同居の家族が等級を引き継ぐこともできます。

自動車保険を解約するときには、とりあえず中断証明書を発行しておきましょう。

他人の車を借りるなら1日自動車保険やドライバー保険も活用できる

他人名義の車を数ヶ月の期間限定で運転するのなら、1日自動車保険やドライバー保険を利用するのも選択肢の1つです。

1日自動車保険

1日自動車保険は、1日単位で契約する超短期の自動車保険です。

期間は1日~1週間まで契約することができます。コンビニやスマホで手軽に契約申し込みができ、シンプルなプランであれば500円程度です。

車を運転する日がそれほど多くないのであれば、結果として1日自動車保険の方が保険料を安く抑えられる可能性は高いです。

しかし、自分や家族名義の車は補償の対象外なので、気を付けましょう。

ドライバー保険

一般的な自動車保険が「車」にかけるのに対して、ドライバー保険は運転する「人」にかける保険です。

友人の車で事故に遭ったとき、友人の自動車保険を使ってしまうと、ノンフリート等級が下がって、友人が支払う保険料が高くなってしまいます。

しかし、ドライバー保険に加入していれば、友人の自動車保険を使わずに済むので、ノンフリート等級も下がりません。できるだけ友人に迷惑をかけたくないのであれば、ドライバー保険に加入しておくのがおすすめです。

ドライバー保険は1年契約が基本ですが、保険会社によっては1ヶ月での契約もできます。

また、ドライバー保険であれば、他の車に変わっても手続き不要で補償されます。

ただ、ドライバー保険には車両保険が付けられないのと、1日自動車保険と同じく自分や家族名義の車は補償の対象外なので、その点には注意が必要です。

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