故障をしていたり、年式が古かったり、ボロボロだったり、訳ありの車は処分に困るところです。
もう廃車にするしかなさそうな車を、買い取ってもらうことはできないのでしょうか。
訳ありの車の種類
まずは、訳ありの車にはどのような種類があるのかを見てみましょう。
故障車
故障車は説明するまでもなく故障している車です。
車には多くの部品があるので、故障の程度も様々です。
エンジンが壊れてしまった車とタイヤがパンクしている車では、車の価値も大きく変わります。
不動車
不動車は事故や故障で動かなくなってしまった車だけでなく、車検切れで公道を走ることができない車も含みます。
車検が切れているだけであれば普通に買い取ってもらえる可能性は高いでしょうが、事故で動かなくなった車は買い取ってもらえるかは微妙なところです。
修復歴ありの車
修復歴の有無は、車の買取時に伝えなければならない告知事項です。
修復歴と聞くと、事故で修理をした車と思われがちですが、実は違います。
車の骨格(フレーム)部分の修理があった場合に修復歴ありとなります。
ですので、事故に遭ってドアを丸ごと交換していたとしても、骨格部分の修理をしていなければ「修復歴なし」になるのです。
修復歴があると、車の価値は大きく下がってしまいます。
水没車
車内のフロアまで浸水してしまった車を水没車と言います。
水没車は電気系統の故障、金属部分の腐食、カビの発生などのリスクが高くなるため、やはり価値は大きく下がります。
過走行車(多走行車)
過走行車に明確な基準はありませんが、1年で1万キロ以上走っている車や、総走行距離が10万キロを超える車を指すことが多いです。
多走行車も同じ意味で使われています。
車も消耗品なので走行距離が多いほど価格は下がります。
低年式の車
低年式の車とは、初年度登録から年数が経っている車のことです。
低年式の年数に明確な定義はありませんが、初年度登録から7年~10年くらい経つと低年式と言われ始めます。
ボロボロの車
ボロボロの車は人によって感じ方が違うかもしれませんが、外装が剥げていたり、さびていたり、見た目が悪い車を指すことが多いようです。
訳ありの車でも買い取ってもらえる可能性あり
訳ありの種類にもいろいろありました。
タイヤがパンクしているだけの故障車なら問題なく買取してもらえるはずですが、エンジンの壊れた車や水没車、過走行車やボロボロの車でも買い取ってもらえる可能性があります。
「ここまでひどいのは廃車にするしかない」と自分で勝手に判断せずに、まずは買い取ってもらえないか査定してもらうのがいいでしょう。
故障車・水没車・過走行車・ボロボロの車はどこで買い取ってくれる?
故障車・水没車・過走行車・ボロボロの車を売るとしたら、次の3つの方法があります。
ディーラー
新たな車をディーラーで購入するケースにかぎりますが、訳あり車を下取りに出す方法です。
下取りだと現金を受け取ることはできませんが、下取り価格が車の購入費用から差し引かれます。
ただ、一般的にディーラーの下取り価格は買取価格よりも安く、状態が悪い車だと下取りしてもらえない可能性もあります。
中古車販売店
中古車販売店で買い取ってもらう方法もあります。
中には持込だけでなく、無料で出張査定をしてくれる販売店もあります。
中古車販売店で車を買い取ってもらえれば、現金を受け取ることができます。
しかし、中古車販売店は買い取った車を整備してから販売しますので、ディーラーと同様に状態の悪い車だと買取してもらえなかったり、廃車費用を請求されたりするケースがあります。
廃車買取業者
中古車として買い取るのが難しいような車でも買い取ってくれるのが、廃車買取業者です。
ディーラーや中古車販売店で廃車を依頼すると費用がかかることが多いのですが、廃車買取業者の多くは無料もしくはお金をもらうことができます。
どう考えても廃車にするしかないような重度の故障車やボロボロの車は廃車買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。
故障車・水没車・過走行車・ボロボロの車でも買い取ってもらえる理由
もう中古車として販売できないような故障車・水没車・過走行車・ボロボロの車なのに、どうして買い取ってもらうことができるのでしょうか。
海外で需要がある
日本では中古車として販売できない車でも、海外ではまだまだ売れるケースがあります。
廃車買取業者は海外への販路を持っているため、買取をすることができます。
使える部品を中古パーツとして販売できる
動かない車でも、すべての部品が使えないわけではありません。
廃車買取業者は使える部品を中古パーツとして販売するため、ディーラーや中古車販売店が買い取れない車も買い取ってくれます。
リサイクル資源となる
車に使われている鉄や金属は重要な資源です。
車としての価値がなくても、資源としてお金に変えることができるため、車がどんな状態でもまずは買取査定をするのが重要です。
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