カーリースは頭金がなくても新車に乗ることができ人気がありますが、通常は契約時に審査が行われます。
でも、「できれば審査はない方がいい」と考えている人もいることでしょう。
この記事では、カーリースを審査なしで契約できるのか、どうしたら審査に通りやすくなるのかを解説していきます。
審査がまったくないカーリースはない
リース会社の中には「審査なし」をうたっている会社もあるようですが、まったく審査がないカーリースは存在しません。
カーリースは車を貸すサービスなので、リース会社としてはしっかりリース料を払ってくれ、契約満了時には返却してくれる人と契約することが必要です。
審査をせずに誰にでも車をリースしていたら、リース料の不払いや車の乗り逃げが多発してビジネスとして成り立たないでしょう。
カーリースがビジネスである以上、車という高価なものを審査なしで貸すことはリスクが大きすぎて不可能なはずです。
資産も収入もなく住む場所もない人に対して、車を貸してくれるカーリースがないのは誰にでも分かります。
それでも審査なしで車を貸す会社があるとしたら、それは何か他の条件やデメリットまたは裏があると考えた方がいいでしょう。
残念ながら、審査がまったくなく無条件で誰にでも車を貸し出すカーリースはありません。
審査が通りやすいカーリースは存在する
審査のないカーリースは存在しませんが、審査の基準は一律ではありません。
審査が厳しいカーリースも、審査が通りやすいカーリースもあるのです。
A社の審査に落ちても、B社の審査には通るというケースも珍しくはありません。
審査が通りやすいカーリースの見分け方
では、審査の通りやすいカーリースをどのように見分けたらいいのでしょうか。
審査が通りやすいカーリースには次のような特徴があります。
月額料金が安い
月額料金は安い方が審査には通りやすい傾向があります。
安い車の方がリース料金は安くなるためです。
中古車リースを取り扱っている
新車よりも中古車の方が安いため、中古車リースの方がリスクは低くなり、審査も通りやすくなります。
複数の信販会社と提携している
カーリースの審査基準は信販会社によって異なります。
複数の信販会社と提携していれば、一度審査に落ちても他の信販会社で審査に通る可能性があります。
自社での独自審査を行っている
信販会社とは別に、自社独自の審査を行っているリース会社もあります。
一般的には信販会社の審査よりも、自社の独自審査の方が緩くて通りやすいと言われています。
信販会社の審査に落ちた人には、自社独自審査を取り扱うリース会社が狙い目です。
取り扱い車種が豊富
取り扱い車種が多ければ、もっと安い車種にしたりグレードを下げたりすることができます。
選択肢が多いため、審査に通る可能性もグンと上がります。
審査落ちしやすい人の特徴
カーリースの審査に落ちやすい人にはどのような特徴があるかを見ていきましょう。
滞納や未払いの履歴がある
クレジットカードや各種ローンの支払いで滞納したり未払いがあったりすると、信用情報に傷がつきます。
いわゆるブラックリスト入りです。
信用情報に傷があるということは、しっかりと料金を払わない可能性が高いと判断されるため、審査に通るのが難しくなります。
借金やローンの返済額が多い
現在返済中の他の借金やローンの返済額が大きいと、審査で落とされる可能性は高まります。
これ以上返済するのは難しいのではないかと判断されてしまうためです。
収入が少ない
収入が少ない人も、審査結果は不利になります。
収入が少なければ返済能力も低いとみなされるためです。
カーリースの審査であれば、年収200万円以上であるのが理想です。
正規雇用でない
派遣社員やパート・アルバイトなどの非正規雇用だと、収入が途絶えるリスクは高く収入が安定しているとは見られにくいです。
そのため正規雇用でない人は、審査の結果が厳しくなりがちです。
勤続年数が短い
勤続年数が長いと、収入は安定していると判断されます。
一方で勤続年数が短いと、今後も継続して勤務できるかが未知数なので、収入が安定していると判断されにくい傾向があります。
カーリースの審査に通りやすくする方法
カーリースの審査に通りやすくするためには、次のような方法が有効です。
料金を計画通りに支払う
カーリースの審査は、ちゃんと計画通りに返済してくれるかどうかを判断します。
そのためには、クレジットカードやスマホの支払い、他のローンでの返済が滞りなく行われていることが重要です。
毎月遅延することなくしっかり支払いを続けることが、審査に通るための近道です。
使っていないクレジットカードを解約する
クレジットカードのキャッシング枠は、利用していなくても借り入れと見なされることがあります。
使っていないクレジットカードは解約しておくことで、カーリースの審査も通る可能性が上がります。
借り入れを減らす
借り入れを減らせば返済余力は増すので、審査に通りやすくなります。
審査に通るか不安な人は、審査前に借り入れを減らしておくといいでしょう。
リースする車のグレードを下げる
リースする車のグレードを下げれば、審査には通りやすくなります。
もっと安い車種に変更しても同様の効果が見込めます。
リース会社を変えてみる
審査に落ちても、そこですぐにあきらめるのはまだ早いです。リース会社を変えることで、審査に通る可能性がまだあります。
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