トイレの温水洗浄便座の電気代は意外と高い!節約方法も解説 | スマネジ+

トイレの温水洗浄便座の電気代は意外と高い!節約方法も解説

冬にトイレの便座が冷たくて、ヒヤッとするのはイヤですよね。温水洗浄便座があれば、そんな思いをしなくてすみます。

温水洗浄便座も今では約8割の世帯に普及しているようです。しかし、トイレの温水洗浄便座の電気代は意外と高いことを知っていますか?

この記事では、トイレの温水洗浄便座の電気代がいくらぐらいなのかを解説し、電気代を安くする方法も紹介していきます。

トイレの温水洗浄便座の電気使用量は家電の中で7番目

家庭で一番電力を使用する家電は冷蔵庫です。次に、照明器具、テレビ、エアコンと続くのですが、実はトイレの温水洗浄便座も7位にランクインしています。

温水洗浄便座の電気使用量は、家庭の電気使用量の3.7%を占めています。温水洗浄便座自体は大きくないですし、実際に使用する時間も多くはありませんが、24時間ずっと便座を温めて電力を消費し続けているためです。

トイレの温水洗浄便座は「貯湯式」と「瞬間式」の2種類がある

温水洗浄便座を大きく分けると、貯湯式と瞬間式の2種類に分けられます。

貯湯式は、温めた水を保温して貯めておくタイプで、瞬間式は洗浄するときに瞬間的に水を温めるタイプです。電気代が安いのは瞬間式の温水洗浄便座ですが、製品そのものの価格は貯湯式の方が安くなっています。

トイレの温水洗浄便座の年間の電気代はいくら?

温水洗浄便座の年間の電気代がどれくらいなのか、見てみましょう。

今回はTOTOとパナソニックの両メーカーで、貯湯式と瞬間式の温水洗浄便座の電気代を見てみます。

メーカー製品名方式 年間消費電力 年間電気代
TOTOKシリーズ TCF8CK68貯湯式159kWh4,293円
パナソニック ビューティ・トワレ CH941S貯湯式141kWh3,807円
TOTOKSシリーズ TCF8CS67瞬間式114kWh3,078円
パナソニック ビューティ・トワレ DL-RQTK20 瞬間式 104kWh2,808円
*1kWh27円で計算

貯湯式の温水洗浄便座は、どちらも年間で4,000円前後の電気代です。温水洗浄便座の電気代で、毎日10円以上払っていることになります。

一方で瞬間式の温水洗浄便座の電気代は、貯湯式よりも1,000円ほど安くなっていて、年間で約3,000円です。1日当たり約8円の電気代になります。

トイレの温水洗浄便座の電気代を安くする方法

電気代の高い温水洗浄便座も、工夫次第で電気代を安くすることができるので、その方法を紹介します。

使わないときはふたを閉める

トイレを使用しないときに便座のふたを閉めるだけで、温水洗浄便座の電気代は安くなります。ふたを開けっぱなしにしていると、せっかく温めた熱が逃げてしまい、余計な電力を使用することになるからです。

ふたの開けっぱなしと閉めた状態を比較すると、年間で34.9kWh、金額では約942円もの差が出ると言われています。

温度設定を下げる

便座も洗浄水も、そんなに高い温度にする必要はありません。温度設定を「中」→「弱」に下げておくだけで、電気代を安くすることが可能です。

温度設定を「弱」にしても、座ったときにヒヤッとすることはまずありません。

長期間使わないときは電源を切る

出張や旅行などで長期間トイレを使わないときには、電源をオフにするのがおすすめです。

また、夏は便座を温めなくてもほとんど問題ありません。個人的には夏場の便座は冷やしておいてほしいくらいです。

温水洗浄便座の電源を入れるのを、寒い時期に限定することで、電気代を大幅に安くできます。

節約モードを使う

最近の温水洗浄便座であれば、多くの機種に節約モードが搭載されています。

節電モードと言っても様々ありますが、あまり使われない時間帯を学習して自動的に電力消費を抑えるような機能のことです。もちろん、節約モードを使えば電気代は安くなります。

さらに電気代を安くする方法

トイレの温水洗浄便座だけでなく、さらに電気代を安くする方法を紹介します。

照明器具をLED電球に切り替える

照明は数が多くて使用時間も長いので、冷蔵庫の次に電気代がかかっている家電です。これをLEDに切り替えるだけで大きな節約につながります。

白熱電球をLED電球に切り替えると、消費電力は80%~90%も削減することができます。

また、電球の寿命もLEDの方が断然長いです。電球を買ったり、交換したりする手間も省けます。購入費用はかかりますが、今はLEDもそんなに値段は高くなく簡単に元を取ることができるので、積極的に切り替えた方がいいです。

電気料金プランを見直す

電気代を一番安くできる方法は、電気料金プランの見直しです。

2016年4月に電力自由化となり、今では様々な電力会社と自由に契約できるようになりました。新しく電力の小売事業に参入した700社以上の新電力は、大手電力会社から乗り換えてもらうために、料金プランでも差別化を図っています。

そのため、自分の生活スタイルに合った電気料金プランを選べば、電気代を大幅に節約することが可能です。

電気料金プランを見直して電力会社を乗り越えても、費用はかかりませんし、電気の供給が不安定になることもありません。持ち家だけでなく、賃貸住宅でも問題なく乗り換えることができます。

電気料金プランの見直しは、節約額も大きいので、かなりおすすめです。

700社以上もの新電力から、自分に合った電気料金プランを選ぶのは大変ですが、比較サイトを利用すれば簡単に行えます。わたしもこれまでに5回ほど電力会社を乗り換えていますが、よく利用させてもらうのが大手比較サイトのエネチェンジです。

エネチェンジは会員登録などしなくても、自分が契約できる電気料金プランと節約額が簡単に分かるので、とても便利です。自分が電気料金プランを変更したらどれくらい安くなるのか、まずはシミュレーションしてみるといいでしょう。

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