生命保険を契約後すぐに解約するデメリットとペナルティ | スマネジ+

生命保険を契約後すぐに解約するデメリットとペナルティ

迷った挙句に勢いで生命保険の契約手続きをしても、後になって気が変わり、すぐに解約したいと思うことがあるかもしれません。

しかし、契約後すぐの解約にはデメリットがあり、場合によってはペナルティもあります。

この記事では、生命保険を契約後すぐに解約するデメリットとペナルティについてくわしく解説していきます。

生命保険は契約後すぐでも解約することができる

生命保険はいつでも解約することが可能です。契約してからすぐであっても、解約手続きを取ることができます。

しかし、契約後すぐの解約にはデメリットがあります。

契約後すぐに解約するデメリット

保障がなくなる

これは契約後すぐにかぎったことではないですが、解約手続きをすれば、その時点で保障はなくなります。

そして、一度解約した生命保険を元に戻すことはできません。

契約後すぐに解約すると解約払戻金はないかあってもわずか

貯蓄型の生命保険であっても、契約後すぐの解約だと解約払戻金はまったくないか、あってもわずかな額です。

契約後すぐの解約は、これまでに払った保険料がほとんど戻ってこないので注意が必要です。

8日以内ならクーリングオフ

契約しても8日以内であれば、すぐに解約するのではなく、クーリングオフをしましょう。クーリングオフとは、消費者が頭を冷やして再考する時間を与えてくれる、消費者保護の制度です

クーリングオフは解約ではなく撤回ですので、初回保険料を払っていても全額が戻ってきます。

クーリングオフを行うにあたって、理由は不問です。保険会社によってはクーリングオフの期間を8日以上にしているところもあります。

クーリングオフができないケースもいくつかあるので、注意が必要です。

クーリングオフができない契約の例
 
・保険会社指定の医師による審査を受けた契約
・法人が契約者の契約
・保険期間が1年以下の契約

担当者に気まずい

契約後すぐの解約だと、色々と説明してくれた保険募集人の担当者に連絡するのが気まずいと感じることもあるでしょう。

ただ、担当者のために保険に入っているわけではないので、そこは割り切っていいのではないでしょうか。正直に解約したい理由を話せばOKです。

それでも、気まずくてどうしても担当者と顔を合わせたくないときは、次のような方法もあります。

担当者を通さずに生命保険を解約する方法

契約後すぐの解約で担当者と顔を合わせたくないのなら、担当者や代理店ではなく、生命保険会社のコールセンターへ直接連絡しましょう。

コールセンターへ電話をして、解約したいことと、担当者からの連絡はしないでほしいことを伝えれば、担当者を介さずに解約することができます。

対応は保険会社によって異なるでしょうが、保険会社が直接解約請求書を送ってくれたり、担当者とは別の人から連絡がきたりするはずです。

生命保険をすぐに解約したらペナルティはある?

生命保険をすぐに解約しても、基本的にはペナルティはありません。しかし、ごくまれに若干のペナルティを受ける可能性があります。

生命保険の種類や契約形態によっては、保険料を支払う前に保障が開始します。保障は開始しているけれどまだ初回保険料を支払っていない状況で解約をすると、タダで短期間の保障を得ることが可能です。

解約する前に新たな生命保険に加入し、保険料が落ちる前に解約することを繰り返すと、生命保険のフリーライド(タダ乗り)をすることができてしまいます。

この生命保険のフリーライドを防ぐため、保障が開始していた生命保険の初回保険料を支払う前に解約した契約者には、保険料を払う前の保障開始を一定期間認めないように規定している保険会社もあります。

影響はそれほど大きいものではありませんが、これは早期解約によるペナルティです。

あと、消費者には関係ないことですが、契約手続きを担当してくれた保険募集人や代理店にとって早期解約はマイナスです。

早期解約が多いと営業成績や金銭面でのペナルティがあり、評価が下がったり、収入が減ったりすることもあります。保険募集人からすれば、すぐに解約するぐらいなら契約しないでほしいというのが本音でしょう。

なお、クーリングオフであれば、保険募集人へのペナルティもありません。

生命保険の契約は迷ったら保留しよう

生命保険の説明を受けて、契約しようかどうしようかと迷ったときには、勢いで契約することはやめて、いったん保留するのがおすすめです。

保険募集人の説明を受けた直後は、冷静に判断できないことが多く、その場で契約すると、あとで「契約しなければよかった」と思う可能性は高くなります。落ち着いて数日検討した上でも契約した方がいいと感じるなら、契約手続きを行いましょう。

保険募集人に何度も手間を取らせるのが申し訳ないと思うかもしれませんが、早期解約をされる方が余計に手間がかり、ペナルティも受けてしまいます。それなら、しっかり検討してもらってから契約してくれた方が、保険募集人としてもありがたいはずです。

生命保険は保険料を支払う期間が長期にわたるため、人生の中では家の次に高い買い物と言われています。そんなに高いものを、迷いながら勢いで買うことはしないですよね?

信頼できるファイナンシャルプランナーと相談し、よく検討してから生命保険の契約をしましょう。

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