節水シャワーヘッドは、手軽に水道料金を節約することができる人気のアイテムです。
しかし、まれに節水シャワーヘッドを使っていると、シャワーホースから抜けてしまうことがあります。
この記事では、どのようなときに節水シャワーヘッドがシャワーホースから抜けるのか、その理由と対応方法を解説していきます。
節水シャワーヘッドがシャワーホースから抜ける理由
節水シャワーヘッドがシャワーホースから抜ける原因は様々です。次のような理由が考えられます。
ジョイント部分のゆるみ
節水シャワーヘッドとシャワーホースをつなぐジョイント部分が、ゆるんでいたり、しっかり締まっていなかったりするケースです。
この場合は、シャワーを出したときに水圧で節水シャワーヘッドがシャワーホースから抜けてしまいます。
シャワーホースの劣化や破損
シャワーホースは消耗品です。一般的には、だいたい5年が寿命と言われています。
シャワーホースを長いこと使っていると固くなったり、変形したりして、水圧に対しても弱くなってしまいます。
節水シャワーヘッドの劣化や破損
節水シャワーヘッドも劣化します。使用中に落として、破損することも少なくありません。
特に、シャワーホースとのジョイント部分のねじ山が欠けたり、破損したりすると、シャワーホースから抜けやすくなるのは当然です。
ジョイント部分がかみ合っていない
節水シャワーヘッドとシャワーホースのジョイント部分は、メーカーによって異なります。取り付けてみてちゃんと締まったように感じても、実はかみ合っていないケースもあります。
このジョイント部分がしっかりかみ合っていなければ、強い水圧がかかったときに節水シャワーヘッドが抜ける可能性は高いです。
水圧が強すぎる
節水シャワーヘッドは、散水板の穴を少なくしたり、小さくしたりすることで、使う水を節約しています。そのため、通常のシャワーヘッドに比べて、水圧が高いのです。
高い水圧で水の勢いが強ければ、節水シャワーヘッドとシャワーホースに強い負担がかかります。特に負担がかかるのが、節水シャワーヘッドとシャワーホースのジョイント部分です。
ジョイント部分が水圧に耐え切れなくなると、シャワーホースから節水シャワーヘッドが抜けてしまいます。
節水シャワーヘッドの止水スイッチを使うとさらに抜けやすい
止水スイッチは、水栓を閉めなくても手元でシャワーを止められ、節水シャワーヘッドの中でも人気の機能です。小さい子どもと一緒にお風呂に入るときなどはとても重宝します。
しかし、止水スイッチで止めても水栓は開いているので、節水シャワーヘッドで無理矢理シャワーを止めている状態です。この状態では、節水シャワーヘッドとシャワーホースにかなりの水圧がかかります。
一番弱いジョイント部分がそれに耐えられなくなると、やはりシャワーホースから節水シャワーヘッドが抜けてしまいます。
節水シャワーヘッド自体、水圧が高くてシャワーホースから抜けやすいのですが、止水スイッチを使うともっと水圧が高くなるのでさらに抜けやすくなります。
節水シャワーヘッドがシャワーヘッドホースから抜けたときの対応方法
節水シャワーヘッドがシャワーホースから抜けると不便ですし、場合によってはとても危険です。強い水圧によって、節水シャワーヘッドが吹っ飛ぶ可能性があるからです。
節水シャワーヘッドがシャワーヘッドホースから抜けないようにするための対応方法を4つ紹介します。
節水シャワーヘッドのジョイント部分をしっかり締める
ジョイント部分のゆるみが原因で、節水シャワーヘッドがシャワーホースから抜けたのであれば、しっかり締めることで改善可能です。
ジョイント部分を締めるのは、工具は使わずに手で十分できます。力が思うように入らないときには、ゴム手袋を手にはめて締めるといいでしょう。
シャワーホースを交換する
シャワーホースの劣化が原因であれば、新しいシャワーホースに交換することが必要です。新しいシャワーホースを選ぶときには、水栓のメーカーに対応したものを選んでください。
通常は、モンキーレンチ1本でシャワーホースを交換することが可能です。
業者にお願いすることもできますが、結構な出費になる可能性があります。DIYが苦手でなければ、自分でやってみることをおすすめします。
節水シャワーヘッドを交換する
節水シャワーヘッドのジョイント部分をチェックしてみてください。
ネジ山がつぶれていたり、欠けていたりするなら、その節水シャワーヘッドはもう使うことができません。新しい節水シャワーヘッドに交換しましょう。
適合したアダプターを使う
節水シャワーヘッドとシャワーヘッドホースのジョイント部分が、ちゃんとかみ合っていないなら、適合したアダプターが必要です。
節水シャワーヘッドとシャワーホースの間に、適合したアダプターを取り付ければ、しっかりと接続することができます。
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