水圧で動く!?節水シャワーヘッドがクルクル回転するのを止める方法 | スマネジ+

水圧で動く!?節水シャワーヘッドがクルクル回転するのを止める方法

浴室の節水シャワーヘッドをフックに掛けた状態で勢いよくシャワーを出すと、水圧でシャワーヘッドの向きがクルッと回転してしまうことがあります。

シャワーを出したままシャワーフックにかけても同様です。なぜかクルッと回転して節水シャワーヘッドの向きが変わり、何度も向きを戻してもクルッと動いてしまい、同じことが繰り返されます。

ほんの些細なことではありますが、地味にストレスを感じるし、時間とお湯もムダにしてしまいます。

誰もが経験したことのあるこの「シャワーヘッドのクルクル回転」ですが、実は簡単に解消することが可能です。

この記事では、節水シャワーヘッドがクルクル回転するのを止める方法を紹介していきます。

節水シャワーヘッドがクルクル回転する原因

まずは、どうして節水シャワーヘッドが動いてしまうのかを考えてみましょう。節水シャワーヘッドがクルクルと回転してしまう原因、それはシャワーホースのねじれと高い水圧です。

シャワーホースのねじれ+高い水圧

一般的なシャワーホースは1.6mくらいの長さがあるので、シャワーフックに掛けたときにねじれてしまうことがよくあります。

シャワーを出して水が勢いよくホース内を通過すると、ホースはまっすぐに伸びようとしてねじれを解消しようとします。本来なら、シャワーホースの先にあるホース金具がクルクルと回転することで、シャワーヘッドの向きを変えることなくシャワーホースのねじれは解消される仕組みです。

ところが、水圧が強すぎるとこの機能がうまく働かなくなります。水圧が強すぎると中のパッキンが押されて抵抗となってしまうので、ホース金具がうまく回転しなくなります。そのため、ホース金具だけでなく節水シャワーヘッドごとクルッと動いて、シャワーが変な方向を向いてしまうのです。

この現象が節水シャワーヘッドで起こりやすくなる理由は、節水シャワーヘッドは一般のシャワーヘッドよりも水圧が強いからです。

節水シャワーヘッドは散水板の穴を小さくしたり、減らしたりすることで、水の使用量減らしているので、一般的なシャワーヘッドよりも水圧は高く、シャワーの勢いが強いのです。

このシャワーホースのねじれと高い水圧が原因となって、節水シャワーヘッドがクルッと動いてしまうのです。

節水シャワーヘッドがクルクル回転するのを止める方法

節水シャワーヘッドがクルッと動く原因が、シャワーホースのねじれと高い水圧ですが、水圧を下げてしまっては節水ができません。

ですので、今回は節水シャワーヘッドの高い水圧でも、クルクル回転するのを止める方法を紹介します。その方法は2つあります。

シャワーホースのねじれを解消するか、シャワーホースがねじれていても動かないようにするかのどちらかです。

シャワーホースのねじれを解消する方法

シャワーの水圧が強くても、シャワーホースのねじれを解消できるアイテムがあります。

「シャワーヘッドがくるくる回るホース」は、節水シャワーヘッドのボリーナを作っている田中金属製作所が製造しています。

この「シャワーヘッドがくるくる回るホース」は、特殊な形状のパッキンを使用しているので、普通のシャワーホースよりもパッキンが受ける水圧の影響は小さくなります。そのため、水圧が強くてもホース金具が回転しやすく、シャワーホースのねじれを解消しやすいのです。

値段はそれなりにするのですが、結構売れているようで、シャワーヘッドの向きが動いてしまうストレスから解放されるのであれば、それだけの価値はあると判断する人が多いのでしょう。

この「シャワーヘッドがくるくる回るホース」は、モンキーレンチ1つあれば自分で交換することができます。

「シャワーヘッドがくるくる回るホース」には、シャワーヘッド側と水栓側の向きがあるので、間違えないように注意しましょう。

向きを反対にしてもつながるのですが、その場合は水漏れの可能性があるようです。

シャワーホースがねじれていても動かないようにする方法

通常のホース金具とシャワーフックは、グリップ力がなくツルツルした滑りやすい素材で作られています。このホース金具とシャワーフックの接するところにグリップ力があれば、ねじれていても節水シャワーヘッドは動きにくくなります。

グリップ力と言えば、ゴムです。

上の画像のように、シャワーフックに輪ゴムを巻くだけでグリップ力を高めることができ、節水シャワーヘッドがクルッと回転するのを防止してくれます。

輪ゴムの本数が多ければ多いほどグリップ力は高くなりますが、あまりにも多く巻きすぎると節水シャワーヘッド自体が差し込めなくなってしまうので、1本~3本くらいがいいでしょう。

輪ゴムであればどこの家にでもあるでしょうから、お金もかけずに簡単に対策することができます。

ただ、輪ゴムはすぐに劣化して切れてしまいますので、その度に新しい輪ゴムを巻くことが必要です。輪ゴムの交換が面倒くさく感じる人には、このような商品もあります。

これもゴムですのでいずれは劣化して切れてしまいますが、細い輪ゴムとは比較にならないほどの耐久力があります。Amazonの口コミでは、ちぎれるまで3年半かかったというものもありました。

値段も安いので、輪ゴムの交換が面倒くさい人は試しに一度買ってみてもいいかもしれません。

注意点としては、色が透明のような白色なので、外れて浴室に落としてしまうと見つけにくい点ぐらいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました