離婚した旦那名義の車に妻が乗る場合の自動車保険はどうするべき? | スマネジ+

離婚した旦那名義の車に妻が乗る場合の自動車保険はどうするべき?

家族の車を購入するときに、多くの場合は旦那名義で購入されています。また、自動車保険の契約者も夫名義のことが多いはずです。そのため夫婦が離婚したときに、元旦那名義のままの車に乗り続けるケースも多くありますが、問題はないのでしょうか。

この記事では、離婚するときに車の名義や自動車保険はどうするべきなのかを解説していきます。

離婚した旦那名義の車に妻が乗るのは問題ない?

離婚後に別れた旦那の名義の車に乗り続けることは、お互い合意の上であれば可能です。しかし、不都合な点もたくさんあるので、基本的には名義変更をしておくのがいいでしょう。

別れた旦那名義の車に乗り続けると、次のような不都合が考えられます。

元旦那が自動車税を支払わないと車検に通せない

毎年支払う必要がある自動車税の納付書は、車の名義人である元旦那のところに送られます。

車検を受けるときには、自動車税を納めていることが必要です。元旦那がしっかり自動車税を支払ってくれればいいのですが、納税してくれないと次の車検に通すことができなくなります。

離婚した旦那名義の車では自動車保険に加入できないことも

一部の保険会社では、他人名義の車の自動車保険を契約することができません。特に通販型自動車保険だと、受け付けてもらえないことが多いです。

別居していても夫婦であればOKですが、離婚してしまうと完全に赤の他人になってしまうので受け付けてもらえません。

離婚した元旦那に交通違反がバレるケースがある

駐車違反やオービスでのスピード違反だと、納付書や通知書は所有者である元旦那のもとに送られます。当然、元旦那に違反したことがバレますし、その後の反則金や罰金の支払いで揉めることになるかもしれません。

離婚した旦那名義の車は勝手に売却できない

いずれは車を手放すときが来るはずですが、勝手に売却や廃車の手続きを行うことはできません。売却や廃車の権利があるのは、車の使用者の元妻ではなく、所有者である元旦那です。

元旦那の状況によっては差し押さえになるかも

元旦那名義の車は、元旦那の所有物であり財産です。元旦那がローンや税金を滞納してしまうと、最悪の場合は財産の一部である車を差し押さえられてしまう可能性もあります。

離婚で行うべき車の3つの名義変更

元旦那名義にしておくのは、いろいろな面で不都合があります。離婚後はなるべく連絡を取りたくないでしょうし、お互い再婚などをしたら余計に連絡も取りづらいはずです。のちのちのトラブルや面倒をなくすためにも、名義はしっかり変更しておくのが望ましいでしょう。

変更しておきたい車の名義には3つあります。

車両所有者の変更

まずは車そのものの名義です。

車の名義を妻本人にすれば、売却や廃車手続きも自由に行え、元旦那のせいで差し押さえになる心配もありません。自動車税の納税も自分で行うことで、車検に通せなくなる不安もなくなります。

保険契約者の変更

自動車保険の契約者名義も変更しておきましょう。

通常は保険契約者が保険料を払います。元旦那が保険料を払ってくれればありがたいかもしれませんが、勝手に支払いをやめていたら、知らないうちに自動車保険の補償がなくなってしまいます。無保険の状態で運転するのは非常に危険なので、保険契約者も変更して自分で支払いの管理をした方が安心です。

記名被保険者の変更

記名被保険者とは、自動車保険の対象となる車をおもに運転する人のことです。記名被保険者は重要な告知事項なので、ここに誤りがあると、万が一の際に保険金が支払われない可能性があります。記名被保険者が元旦那になっている場合は、速やかに変更しましょう。

名義変更は離婚する前にすることが重要

離婚をすると様々な変更や手続きが必要です。「車に関しては後回しでいいや」と思いたくなるかもしれませんが、離婚後だと相手がなかなか手続きをしてくれない可能性もあります。離婚後のやり取りは煩わしいでしょうから、車関係の名義変更も離婚届を提出する前に行ってしまいましょう。

特に気を付けたいのは記名被保険者の変更です。夫婦間での記名被保険者の変更であれば現在のノンフリート等級を引き継ぐことができますが、離婚後だと他人になってしまうのでノンフリート等級を引き継ぐことができません。

これまでが20等級だったとしても、離婚後の記名被保険者の変更だと新規契約扱いとなり、6S等級からのスタートです。20等級から6S等級になると保険料は2倍以上になってしまうので、なんとしても記名被保険者の変更は離婚前に済ませておきましょう。

各種条件なども見直そう

離婚後は、車を運転する人や使い方が大きく変わるかもしれません。

運転者の範囲、年齢条件、走行距離、使用目的といった各種条件などに変更がないかも要チェックです。この変更を怠ると、保険料をムダに多く払ったり、保険金が出なかったりするケースも考えられます。

次の満期では他の自動車保険と比較してみよう

離婚後は、自動車保険そのものを他社の自動車保険と比較して見直すことで、保険料を大きく節約できる可能性があります。

保険期間の途中での乗り換えはデメリットもあるので、乗り換えるのなら満期のタイミングがベストです。満期の2ヶ月くらい前に更新の案内が送られてくるので、その案内が届いたら他の自動車保険の見積書を取り寄せましょう。

保険スクエアBang!の自動車保険一括見積もりであれば、1回の情報入力で加入可能な複数の自動車保険の見積もりを無料で請求できます。自動車保険一括見積もりなら自動車保険の比較も簡単にできるので、使わない手はありません。

5万円以上安くなるケースも!

コメント

タイトルとURLをコピーしました