ふるさと納税は税金を納めている人であれば老若男女問わず行うことができます。もちろん、独身で一人暮らしの人も対象です。
この記事では、一人暮らしの人がふるさと納税をする際の注意点と、おすすめの返礼品を紹介していきます。
一人暮らしの人こそふるさと納税を活用すべし
一人暮らしの人には、ぜひふるさと納税を活用してほしいと考えています。
一人暮らしの中には単身赴任をしている人も一部いますが、ほとんどの人は独身で扶養している家族もいません。
税金には様々な控除があり、家族を扶養していると税金が安くなります。しかし、独身で扶養している家族がいないと、配偶者控除や扶養控除がないため税金は高くなってしまいます。
ふるさと納税には控除上限額がありますが、税金が高い人ほど上限額も高くなります。つまり、同じ年収であっても単身者の方が家族を扶養している人よりもふるさと納税をたくさんすることができるのです。
次の表は、ふるさと納税の控除上限額です。
給与収入額 | 独身 | 夫婦*+子2人(大学生と高校生) |
400万円 | 42,000円 | 12,000円 |
700万円 | 108,000円 | 66,000円 |
1,000万円 | 180,000円 | 144,000円 |
給与収入が同じであっても、家族構成が異なるとふるさと納税の控除上限額は大きな差が生まれます。
この表を見ると、夫婦+子2人よりも独身者の方が3~4万円多くふるさと納税ができることが分かります。
税金を多く払っている独身者こそ、ふるさと納税でのメリットを享受していきましょう。
一人暮らしのふるさと納税の注意点
ふるさと納税は一人暮らしの人にこそおすすめですが、注意しなければならない点もあります。
消費できる範囲内で注文する
ふるさと納税では食品が大人気です。普段ではなかなか食べられないようなものを注文できるのが、ふるさと納税の醍醐味とも言えます。
しかし、一人だと消費できる量にも限界があります。
お得だからとたくさん注文して食べきれずに廃棄するようなことは避けたいところです。自分で消費できる量を考えて、返礼品を選ぶことが重要です。
冷蔵庫に入りきるかを考えて注文する
ふるさと納税で特に人気があるのは、肉類や魚介類などの食品です。そして、肉類や魚介類の多くは要冷凍もしくは要冷蔵です。
一人暮らしの人が使う冷蔵庫は小型であることが多いので、冷蔵庫に入り切るかどうかは必ず確認しましょう。
冷蔵庫に入りきらない量を注文してしまうと、せっかくの返礼品をダメにしてしまうことになります。一気にまとめてふるさと納税をするのではなく、注文する時期や返礼品が届く時期をずらす工夫も必要です。
返礼品の受け取り
一人暮らしだと返礼品を受け取るのも自分しかいません。留守にしがちの人だとなかなか受け取れず、配送会社の保管期限を過ぎてしまう可能性もあります。
ふるさと納税の返礼品のほとんどは、受け取りの日時指定が不可です。それもふまえてちゃんと受け取れるかどうかを考えて返礼品を選びましょう。
どうしても受け取れそうにない場合は、受け取りの必要がない旅行クーポンなどを返礼品に選ぶこともできますし、返礼品の届け先を自宅以外に指定することも可能です。
一人暮らしにおすすめのふるさと納税返礼品
高級肉
普段ではなかなか食べることのできないブランド牛のお肉は、ふるさと納税の返礼品でも人気の高いものです。
高級肉は量も1人前ごととなっているものが多く、一人暮らしでも消費に困ることはありません。冷凍してあるので自分の好きな時に食べることができます。
うなぎ
もはや超高級品となってしまったうなぎもふるさと納税の返礼品であれば、ためらうことなく注文することができます。真空パックなので自分1人で食べるのにも問題ありません。
親へのプレゼントにしても喜ばれるはずです。
レトルト食品
レトルト食品なら賞味期限も長いため、量が多くても安心して注文できます。
小分けになっていて1食分ずつ使えるのも一人暮らしにはうれしい点です。
パック米
自分一人のために米を炊くのは面倒だから、パックのお米を使用している一人暮らしの人も多いはずです。ふるさと納税の返礼品でパックのお米を選べば、食費の節約につながります。
また、返礼品のパック米はブランド米のものもあるので、いつもとは違うお米を試してみる機会にもなります。
フルーツ
フルーツは好きだけどあまり買わないという一人暮らしの人は、ふるさと納税の返礼品でフルーツを選んではいかがでしょうか。
スーパーで数千円もする高級フルーツも、ふるさと納税の返礼品であれば気軽に選べます。
アイスクリーム
賞味期限がないアイスクリームも、一人暮らしにおすすめの返礼品です。
冷凍庫に常備しておき、がんばったときの自分へのご褒美に1つずつ食べるのもいいかもしれません。
健康食品
一人暮らしだと食事を適当に済ませて、栄養面をあまり考えない人も多くいます。
ふるさと納税の返礼品を利用して、自身の健康管理を行うのもおすすめです。
日用品
食品と違って日用品には賞味期限などがないメリットがあります。
物価高の今、トイレットペーパーやティッシュの消耗品を返礼品にすれば、家計の節約にも一役買います。
旅行クーポン
自宅にいることが少なくて返礼品の受け取りが難しい人は、直接受け取る必要のない旅行クーポンを選ぶといいでしょう。これを機会に、行ってみたかった旅行先を選んでみてください。
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