住宅ローンの借り換えで銀行からの引き止めにおすすめの対応方法 | スマネジ+

住宅ローンの借り換えで銀行からの引き止めにおすすめの対応方法

住宅ローンは金額の大きなローンなので、金利のわずかな差でも大きな金額の違いとなります。住宅ローンを借り換えて金利を下げることができれば、ケースによっては数百万円単位での節約も可能です。

条件のいい住宅ローンを見つけたら、すぐにでも借り換えたいところですが、スムーズにいかないことがあります。住宅ローンの借入先の銀行から、引き止められることがあるからです。

「住宅ローンの借り換えをしたいけど、銀行から強く引き止められないか不安。」

「銀行から借り換えを引き止められない方法はないの?」

この記事では住宅ローンの借り換えで銀行から引き止められたときの対応方法を解説し、このような不安や疑問を解決していきます。

借入先の銀行が住宅ローンの借り換えを引き止める理由

住宅ローンの融資を受けるときには審査があるため、わたしたちは貸してもらっていると思いがちですが、銀行からすればわたしたちは顧客です。わたしたち顧客が住宅ローンの返済で払っている利子は、銀行の利益となっています。他の金融機関に住宅ローンを借り換えられてしまうと、銀行側からすれば今後得られる利益がなくなるわけです。

もしもみなさんの顧客が取引をやめて、他で取引をしたいと言い出したらどうしますか?

それを考えてみると、銀行側が借り換えの理由を聞いたり引き止めたりするのは当然の行動だと分かります。担当者にもよるでしょうが、ネット銀行でもないかぎりは引き止められる可能性が高いと思っておいた方がいいでしょう。

住宅ローン借り換えを引き止めるために金利引き下げが提案されることも

銀行側が住宅ローンの借り換えを引き止めるときによく提案してくるのが、現在の住宅ローンの条件変更です。銀行が提示する条件変更は、ほとんどの場合で金利の引き下げです。

借入先の銀行からすれば、今後の利益がまったくなくなるよりは、利益を減らしてでも引き止めて継続してもらいたいからです。

引き止めのために借り換えを検討している住宅ローンについて尋ねられるはずですので、その住宅ローンに近い金利を提示してくるかもしれません。

わたしのケースだと、借り換えを検討していた住宅ローンよりも金利は約0.2%高かったものの、借り換えの諸費用を考慮すればトータルの支払い額はトントンになる引き止め提案を受けました。

金利引き下げのメリット

住宅ローンの金利引き下げ(条件変更)は、借り換えに比べて費用が安く手間もかからないのがメリットです。

条件変更にかかる手数料は、数千円から数万円程度です。今までの返済実績があるため改めての審査もなく、提出書類もほとんど要りませんし、手続きそのものもとても簡単です。

一方の借り換えは諸費用で数十万円かかり、審査や契約に必要な書類も数多くあります。

もしも銀行が引き止めのために、借り換え希望の住宅ローンと同等の条件変更を提示してくるのなら、借り換えではなく手間と時間が少なくすむ条件変更を選ぶ方がいいかもしれません。

銀行からの引き止めへの対応方法

住宅ローンの借り換えを検討したいけど、銀行からの引き止めが不安だという人も多いかもしれません。うまく対応するための方法を紹介します。

あえて引き止められて金利引き下げ交渉を狙う

銀行からの引き止めはイヤだと思っているかもしれませんが、条件変更が提案されるのであれば選択肢が増えると前向きに考えることもできます。住宅ローンの借り換えを検討しながら、引き止めのための金利引き下げ交渉も行い、よりよい方を選べばいいのです。

借入先の銀行には、借り換え希望の住宅ローンの仮審査が通った段階で連絡をするのがおすすめです。借り換えに対しての本気度を見せることで、いい条件で引き止めてもらえる可能性が高まります。

金利を下げてほしいと言い出しにくいのであれば、「全額繰上げ返済の方法を教えてほしい」と連絡するといいでしょう。こちらが住宅ローンの借り換えを検討していることを、スムーズに伝えることができます。

借り換えを決めたら引き止められてもあいまいな態度はとらない

提示されたプランがよくなかったり、そもそも金利引き下げの提示がなかったりしたときには、銀行から引き止められても借り換えを行いましょう。銀行の担当者によっては情に訴えて引き止めてくるかもしれませんが、あいまいな態度はとらないことが重要です。

あいまいな態度を取ったり迷ったりすると、担当者は「押せばいけるかもしれない」と思ってさらに引き止めてきます。引き止められたくないのなら、引き止めても意味がないと分かるような態度をるべきです。借り換えをする意思は変わらないことを、はっきりと伝えましょう。

感情的にならず感謝を伝える

銀行から強く引き止められたのをうまく断ることができず、感情的になってケンカ別れのようになってしまう人もたまにいます。これだと自分も相手もイヤな気持ちを感じてしまいますが、誰もそのような終わり方は望んでいないはずです。

たとえ借入先の銀行との付き合いがこれで終わるとしても、これまでお世話になったことには変わりないので、最後にはこれまでの感謝を伝えられるようにしたいものです。

そのためにも、感情的になって対応することは絶対に避けましょう。銀行からの強引な引き留めに感情的になりそうになったら、時間を置いたり距離を取ったりして、冷静になるように努めましょう。これは銀行や住宅ローンの借り換えに限ったことではなく、あらゆる対人関係において重要なことです。

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