住宅ローンの返済期間延長のメリットとデメリット|借り換えでもできる? | スマネジ+

住宅ローンの返済期間延長のメリットとデメリット|借り換えでもできる?

住宅ローンの返済は長期にわたるので、返済中に経済状況が変化することは珍しくありません。出費が多くなる時期には、住宅ローンの返済額を減らしたいと思う人も多いことでしょう。

住宅ローンの返済額を減らす方法の1つが、返済期間の延長です。

この記事では住宅ローンの返済期間延長のメリットとデメリットを説明します。また、借り換えでも返済期間の延長ができるのかどうかを解説していきます。

住宅ローンの返済期間延長のメリット

毎月の返済額やボーナス払いの負担を減らせる

住宅ローンの返済期間を延長することによる最大のメリットは、毎月のローン返済額やボーナス払いの負担が減らせることです。返済期間の延長を検討する人のほとんどは、今の負担軽減を一番の目的にしているはずです。

住宅ローンの返済期間中に、収入が減ってしまったり、支出が増えたりと想定外のこともあります。新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまった人も大勢います。返済期間の延長は、このような想定外の事態に対処できる選択肢の1つです。

団信の保障期間が長くなる

フラット35を除けば、基本的に住宅ローンの契約には団信加入が必須です。

団信とは、団体信用生命保険のことで、債務者が亡くなったり高度障害状態になったりしたときに、保険会社が銀行に住宅ローンの残債を支払ってくれるものです。

住宅ローンの返済期間を延長すると、団信の保障期間も延長されます。団信の保障期間は他の生命保険の保障額を減らせることもメリットです。

住宅ローンの返済期間延長のデメリット

総支払返済額が増える

住宅ローンの返済期間を延長すると毎月の返済額は減らせますが、借り入れた元本の減りも遅くなります。利子はその元本に対してかかるものなので、元本が減らないと支払う利子もなかなか減ってくれません。そのため、住宅ローンの返済期間を延長すると、トータルでの支払い額は増えてしまうのがデメリットです。

手数料がかかる

一般的に住宅ローンの返済期間を延長すると、いくらかの手数料が掛かります。手数料額は金融機関によってまちまちですが、数千円から数万円程度です。

ただ最近は、新型コロナウイルスの影響で収入が減った人への支援として、手数料なしで返済期間の延長に対応している金融機関も多くあります。

老後資金が苦しくなる可能性もある

返済期間が延びれば、完済時の年齢も上がります。完済年齢が60歳代後半や70歳代になると、老後の生活資金から住宅ローンを支払うケースも考えられますが、そうなると老後の生活資金は少なくなります。

退職金での全額繰上返済を検討している人もいるかもしれませんが、その後の収入と支出のバランスを考えることが重要です。

住宅ローンの返済期間延長にも審査がある

住宅ローンの返済期間の延長は、誰でもしてもらえるわけではありません。借入先の金融機関と相談してから書類を出しますが、希望通りに審査が通らないこともあるのです。

延長の審査は、提出書類への記載内容やこれまでの返済履歴から判断されます。

滞納は絶対にNG

住宅ローンの返済ができずに滞納をしてしまうと、借り換えはもちろん、返済期間の延長も難しくなってしまいます。滞納は貸し倒れにつながるため、滞納をすると金融機関からの印象はかなり悪くなります。

信用情報に傷がつくと、住宅ローンだけでなく他のローンやクレジットカードなどにも影響が出てきます。返済が厳しくなってきたら、払えなくなる前に行動することが必要です。

滞納だけは絶対に避けましょう。

住宅ローンの返済期間延長は借り換えでも可能?

返済期間の延長を検討する際に、よりよい金利の住宅ローンへの借り換えを検討したいと思うかもしれません。借り換えて返済期間を延長することは可能なのでしょうか。

借り換えて返済期間を延長ができる金融機関もある

多くの金融機関では、返済期間延長の借り換えを受け付けていません。返済期間を延長するということは、今の支払いが厳しいから完済できなくなる可能性が高いと判断されやすいためです。

しかし、返済期間延長の借り換えができる金融機関は皆無というわけではなく、住信SBIネット銀行、新生銀行などの一部の金融機関では受け付けています。特に新生銀行であれば、これまでの返済期間は関係なく、借り換え時に新たに35年ローンを組めるケースもあります。

借り換えて返済期間を延長できるとメリットは大きい

借り換えて返済期間の延長を行うことで、金利を下げて返済額を減らせる可能性があります。通常は返済期間の延長で総支払額が増えてしまいますが、借り換えの条件によっては返済期間を延長したのに総支払額も減る可能性もあります。

また、借り換えると団信にも新たに加入することになるので、団信の内容を見直すことも可能です。

借り換えにはまとまった諸費用が必要にはなりますが、それ以上にメリットが大きいケースも少なくありません。

借り換え&返済期間の延長ならモゲチェックを使おう

返済期間を延長した借り換えを受け付けている金融機関は多くないので、なかなかハードルが高い借り換えです。自分1人で調べて行うのは大変なので、住宅ローンのプロの力を借りるのがいいでしょう。

モゲチェックなら、自分の要望を伝えると最適なプランを提案してくれます。相談はもちろん無料ですし、借り換えに成功しても費用は発生しません。

住宅ローンの借り換えは大きく節約できる可能性がある反面、手間がかかります。

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