電気代の高騰と暖房器具の使用で、この時期の電気代は多くの人にとって悩みの種です。
中には、電気代が前月の2倍や3倍になり、おかしいと感じている人もいるかもしれません。
今回の記事では、電気料金が異常なほどに高くなった原因を調べる方法を解説していきます。
電気代が高くなる主な原因
電気代が高くなる原因は1つだけではありません。
電気代が高くなるおもな原因を挙げてみましょう。
電気の使用量の増加

電気代が高くなる原因として一番多いのは、電気使用量の増加です。
電気使用量の多いエアコンの使用は季節によって大きな差がありますし、家族の人数やライフスタイルの変化によっても電気の使用料は増減します。
また、新たな家電を使用し始めることで電気使用量が急激に増えている可能性もあります。
電気の市場価格の高騰
新電力の多くは発電を行っておらず、発電会社や市場取引で電気を購入しています。
電気の市場取引価格は変動制です。
電気料金プランが市場連動型プランとなっている場合、電気の市場価格が高騰することで電気代も高騰してしまいます。
わたしも2021年頃に自然電力という新電力の市場連動型プランを契約していて、肝を冷やした経験があります。
市場連動型プランは平常時の電気代は安いのですが、市場価格が高騰したときのリスクが高いためおすすめしません。
電気会社や料金プランの変更
電気会社や電気料金プランを変更することで、電気代が跳ね上がってしまうケースがあります。
新電力への乗り換えは有効な節約手段ではありますが、やみくもに乗り換えるのは厳禁です。
自分や家族のライフスタイルや電気の使い方にあった料金プランを選ぶことで、節約をすることができます。
燃料費調整額の高騰

一般的な電気料金の明細を見ると「燃料費調整額」という項目があることに気付くはずです。
これは、発電に必要な液化天然ガスなどの燃料の価格変動を、消費者の電気料金に反映させるための項目です。
燃料の価格が高騰すると燃料費調整額も上がり、電気代が高くなる原因となります。
電気会社のミス
税金や水道料金が過大徴収されていたなんてニュースも、まれに耳にすることがあります。
滅多に起こらないことですが、電気会社のミスで電気代が高くなっている可能性も0ではありません。
実際、2022年には北陸電力でシステム不備による過大請求がありました。
漏電していて電気代が高くなっている可能性はある?
電気代が急激に高くなると、どこかで漏電しているのではないかと疑うかもしれません。
しかし、漏電で電気代が跳ね上がることはないと思っていいでしょう。
漏電が発生した場合は、ブレーカーが落ちるようになっているためです。
漏電し続けることはないような仕組みになっています。
仮に漏電した場合は感電や火災につながるため、電気代の高騰よりも安全面を心配するべきです。
高い電気代の原因を調べる方法
契約している電気料金プランを確認する

まずは、現在契約している電気料金プランを確認してください。
料金プランを変更したばかりなら、そのプランが自身の生活スタイルに合っていない可能性が高いです。
市場連動型プランだった場合は、JEPX(日本卸電力取引所)のホームページで電気の市場価格を確認するといいでしょう。
電気の使用量をチェックする
電気料金プランを変えておらず、市場連動制プランでもなかった場合は、電気の使用量をチェックします。
電気代が高かった場合、たいていは使用料が増えているだけのことが多いです。
前月や前々月と比較して、電気の使用料と電気代におかしな点はないかチェックしてみましょう。
電気の使用量が増えていたらその理由を考える
電気代が高くなった理由が電気の使用量の増加だったら、なぜ増えてしまったのかを考えましょう。
冬場で暖房をたくさん使ったのか、雨が多くて乾燥機を多用したのか、リモートワークで家にいる時間が増えたのか、理由が分かれば納得できますし、今後の電気代の対策にもなります。
燃料費調整額を調べる
電気の使用料に大きな変化がないのに電気代がかなり高くなっている場合は、燃料費調整額が上がっていないか調べる必要があります。
電気会社に問い合わせる

電気料金プラン、電気使用量、燃料費調整額をチェックしても電気代が高くなった理由が分からないときには、契約している電気会社に問い合わせてみてください。
あなたの問い合わせがきっかけとなって、電気会社のミスが発覚する可能性も0ではありません。
高い電気代を安くする方法
電気なしで生活はできませんので電気代は必要経費ですが、少しでも安く抑えたいのが本音かと思います。
電気代の節約方法もいろいろありますが、一番おすすめなのが電力会社の乗り換えです。
小売電力が自由化されて、一般家庭でも電力会社を選べるようになりました。
自分の生活スタイルに合った電力プランに乗り換えれば、電気の使用量が変わらなくても電気代を安くすることができます。
電気の見直しサイトのエネチェンジなら、簡単にシミュレーションでき、いくつもの電気料金プランを比較できるため、ラクに乗り換えることができます。
電力会社の乗り換えで、電気代をどれだけ安くできるのか、まずはエネチェンジで調べてみるのがおすすめです。
コメント