口座にお金が入っていなくて電気代が落ちなかったり、忙しくて支払いを忘れてしまったりした経験はありませんか。
当然ですが、電気代を支払わなければ電気の供給は止められて使えなくなってしまいます。
この記事では、電気代の未払いでいつ電気が止められるのか、止められた電気をどのようにしたら復旧できるのかを解説していきます。
電気代を払わなくてもすぐに電気は止まらない
うっかり電気代の支払いを忘れてしまい、すぐに電気が止まってしまったら大変です。電気代の支払い期限を過ぎてしまっても、いきなり電気が止められることはありません。
電気が止められるまでにはいくつかの段階がありますので、その流れを見ていきましょう。
電気の供給がストップされる時期とそれまでの流れ
電気代を払わずに電気が止められるまでの流れは、次のようになっています
- 延滞金の発生
- 督促状が届く
- 電気の供給停止
1.延滞金の発生
電気代の支払い期限を過ぎてしまうと、延滞金が発生してしまいます。
延滞利息が発生する時期は電力会社によって異なり、支払期限の翌日から発生するケース、支払期限の翌日から10日目までは猶予されていて11日目から発生するケースなどがあります。
延滞金の年利は10%(1日あたり0.03%)が一般的です。
2.督促状が届く
電力会社から督促状が送られてきます。
督促状には、電気代が未払いであること、このままだと送電停止になることが記載されています。
また、コンビニなどで支払える払込票もあり、そこに払込期限も明記されています。この払込票の払込期限はとても短く、数日しかないケースがほとんどです。
3.電気の供給停止
督促状が届いた後も電気代を支払わなければ、ここで電気の供給停止です。
なお、電気が止められても未払いの電気代の滞納を続けると、電力会社との契約は解除されてしまいます。契約解除となっても、未払いの電気代の支払い義務は残りますし、延滞利息はどんどん膨らんでいきます。
電気代の滞納を続けていると、最終的には差し押さえにまで発展するケースもあります。
電気の復旧方法
止められた電気の供給再開には、まず未払いの電気代を支払うことが必要です。滞納分の電気代を支払わないことには、電気の復旧をしてもらうことはできません。
電気代を支払ったら電力会社へ連絡し、未払いだった電気代を支払ったので電気の供給を再開してほしい旨を伝えます。
電力会社が入金確認後に電気の供給を再開してくれます。電気の供給再開までの時間は数時間かかることが多いようですが、電力会社や設置されているメーターによっても異なります。
契約解除されてしまうと再契約が必要
電気代の未払いが長期間に渡り、電力会社から契約解除されてしまうと、電気代を支払っても電気の供給は再開されません。電力会社との再契約が必要です。
電気代を滞納したことのある人は、再契約時に数ヶ月分の電気代を保証金として求められることもあるようです。
電気代が支払えない特殊な事情があるときは電力会社に相談
電気代が支払えない特殊な事情があるときには、電力会社のコールセンターへ電話をし、まずは相談をしてみましょう。
最近では新型コロナウイルスの影響で支払いが困難になった人に対して、多くの電力会社が支払いの猶予期間を設けました。大きな災害などが理由の場合も、支払いの猶予期間が設けられることがあります。
電気代未払いで供給停止にならないための対策
電気を止められても未納分の電気代を支払えば電気は復旧されますが、無駄な手間が増えるだけなので電気は止められないにこしたことはありません。
電気代の未払いを避けるための対策には、次のようなものがあります。
電気代の支払方法を口座振替またはクレジットカード払いにする
電気代の支払方法をコンビニ払いにしていて、ついつい支払期限を忘れてしまうことが多い人は、自動で引き落とされる口座振替かクレジットカード払いに変更しましょう。
電気代を自動で支払えば、うっかりして払い忘れることもありません。
電力会社を見直して電気代を安くする
電気代が安くなれば、電気代が支払えなくなるリスクも軽減できます。
今は一般家庭で使用する小売電力も自由化されているため、契約する電力会社を自分で選ぶことができます。
新しく電気事業に参入した新電力会社は、東京電力や関西電力のような大手電力会社よりも安い電力プランを出しています。自分の生活スタイルに合った電力プランに変更すれば、電気代を安くすることが可能です。
電気の比較サイトのエネチェンジで、どれくらい電気代を安くできるのかシミュレーションしてみるのがおすすめです。
他の固定費も見直す
電気代だけでなく、他の費用も見直して節約ができれば、電気代の支払いに困ることもなくなるはずです。特に固定費は、一度見直すだけでその節約効果はずっと続きます。
当サイト『スマネジ+』では、「住宅ローン」、「生命保険」、「水道料金」、「車の費用」の節約について様々な記事があるので、参考にしてできるものから取り組んでみてください。
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