女性から支持の高いオイルヒーター。
オイルヒーターにはたくさんのメリットがある反面、電気代は高いと言われています。実際にオイルヒーターの電気代はいくらぐらいかかるのでしょうか。
この記事では、イタリアの人気ブランドであるデロンギのオイルヒーターの電気代が、どれくらい高いのかを解説していきます。
オイルヒーターの特徴
オイルヒーターとは、内部のオイルを電気で温めて熱を放出させることで部屋全体を暖める暖房器具です。
オイルヒーターには、次のような特徴があります。
空気を汚さない
オイルヒーターは、エアコンやファンヒーターのように風を送り出すものではないので、空気を汚しません。
エアコンのカビくさいニオイや、ファンヒーターの灯油のにおいもなく、二酸化炭素が排出されることもありません。そのため、オイルヒーターには換気が不要です。
乾燥しにくい
温風を送り出さないオイルヒーターは、エアコンやファンヒーターに比べて、乾燥しにくくなっています。乾燥しにくいオイルヒーターは、肌やのどにやさしく、冬場のカゼやインフルエンザ対策にも向いています。
安全性が高い
オイルヒーターは火を使わないので、火災リスクはとても少ないです。本体そのものも60℃~80℃くらいなので、他の暖房器具よりはやけどのリスクも低いと言えます。
音が静か
エアコンやファンヒーターは運転時にファンの音がしますが、オイルヒーターにはファンがないので、音がとても静かです。中のオイルが温まるまでは多少の音がありますが、オイルが温まればほとんど音はしません。音が気になる人には、オイルヒーターがおすすめです。
掃除やメンテナンスがラク
オイルヒーターには、特別なメンテナンスは要りません。本体を軽く拭く程度で十分です。フィルター掃除や燃料の補充も要らないので、メンテナンスが非常にラクな暖房器具です。
部屋全体が暖まるのに時間がかかる
即効性がないのは、オイルヒーターのデメリットです。温風を出さずに自然対流で部屋を暖めるので、暖まるのに時間がかかってしまいます。
消費電力が大きい
オイルヒーターは消費電力が大きいので、電気代も高くなってしまいます。
具体的にどれくらいの電気代がかかるのかを見てみましょう。
デロンギのオイルヒーターの電気代は本当に高い?
デロンギのオイルヒーターの電気代は、デロンギのホームページで公開されています。
これを見ると、10畳のリビングで通常運転で9時間したときの1時間当たりの電気代が18.2円です。毎日9時間を1ヶ月(30日)使ったときの電気代は、4,914円もします。
18.2円 × 9時間 × 30日 = 4,914円
リビングのみの暖房費が5千円近くかかるというのは、かなり高いです。
デロンギのオイルヒーターを使うなら、電気代を安くする工夫をした方がよさそうです。
デロンギのオイルヒーターの電気代を安くする方法
デロンギのオイルヒーターの電気代は高いですが、使い方によって安くすることもできます。
設定温度を低めにする
設定温度を低めに設定すれば、電気代は安くなります。オイルヒーターは空気だけでなく部屋全体を温めるので、設定温度を他の暖房器具より低めに設定しても暖かさは十分です。
窓際に置く
機密性の高い家でも、窓から冷気が侵入したり、熱が逃げたりしてしまいます。デロンギのオイルヒーターは、部屋の中心ではなく窓際に置くことで、部屋全体をムラなく暖めることが可能です。
エコ運転モードを活用する
デロンギのオイルヒーターの機種によっては、エコ運転モードが搭載されています。エコ運転モードを活用すれば、暖めすぎて電力をムダに使うことを避けられます。
もっと電気代を安くするコツ
照明器具をLEDに切り替える
照明器具はあまり電気を使わないと思っていませんか。照明器具は数が多くて、使用時間も長いので、冷蔵庫の次に電力を使っている家電です。
これをLEDに切り替えると、使用電力を大幅にカットすることができます。白熱電球をLED電球にした場合、消費電力は80%~90%も削減できます。
まだLEDに切り替えていない人は、なるべく早くLEDに切り替えた方がいいでしょう。
電気料金プランを見直す
電気代を安くするのに一番おすすめなのが、電気料金プランの見直しです。
2016年4月に小売電力が全面自由化され、今では電力会社を自由に選ぶことができます。新たに参入した新電力には、大手電力会社よりも安い電気料金プランがたくさんあります。
自分の生活スタイルに合った電気料金プランに乗り換えれば、電気代をだいぶ安くすることが可能です。
新電力は700社以上もあって、すべての電気料金プランを調べることはできないので、比較サイトを利用するといいでしょう。わたしがよく利用するのが、大手比較サイトのエネチェンジです。
会員登録しなくても、いくつかの情報を入力すれば、切り替え可能な電気料金プランを表示してくれます。それぞれのプランに切り替えた場合の節約額も出してくれるので、エネチェンジを使えば電気料金プランを選ぶのがかなりラクです。
エネチェンジには、キャッシュバックなどの特典も豊富なので、電気代を安くしつつ、ちょっとした臨時収入を得ることもできます。電力会社を乗り換えたらどれくらい節約できるのか、まずはシミュレーションしてみるといいでしょう。
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