生命保険の見直しで損をしてしまう10の失敗パターンと後悔しない5つの方法 | スマネジ+

生命保険の見直しで損をしてしまう10の失敗パターンと後悔しない5つの方法

ライフステージやライフスタイル、収入や社会環境の変化は生命保険を見直す機会になります。本来であれば生命保険の見直しをすると、ムダを減らして必要な保障を得られるはずです。

ところが、気を付けないと生命保険を見直したことで損をしてしまったり、後悔してしまったりすることがあります。

この記事では、生命保険の見直しで損をしてしまう失敗パターンを10個挙げた上で、後悔しないための5つの方法を紹介していきます。

生命保険の見直しで損をしてしまう10の失敗パターン

お宝保険を転換してしまう

お宝保険とは、予定利率が高い貯蓄型の保険のことです。

バブル期の金利は、今では考えられないほど高水準でした。当時は保険の予定利率も高く、6%を超えるものまでありました。予定利率が高いと、保険料は安く、積立分はどんどん増えていきます。

現在の予定利率は1%未満です。お宝保険を新しい保険に転換すると、ほとんどケースで損をしてしまいます。

生命保険会社からすれば、お宝保険は赤字で逆ザヤとなっているので、新しい保険のメリットを強調して転換を勧めるかもしれませんが、やめておいた方がいいです。バブル崩壊後の1990年代後半の保険でも、予定利率は2%ほどありました。今よりも若いときに有利な条件で契約しているので、むやみに転換をしない方がいいでしょう。

必要な保障がなくなってしまう

生命保険の見直しで保険料の削減ばかりを気にしていると、必要な保障まで削減してしまうことがあります。保険料が減るのはうれしいことですが、必要な保障がなくて万が一の際に困るようでは見直しの意味がありません。

保険料が上がりすぎて継続できなくなってしまう

保険の説明を受けていると、あの保障もこの保障も欲しくなってしまうこともあります。その気持ちに従って特約を付けすぎると、保険料は膨れ上がってしまい、継続できなくなることも。

保険屋の言われたままに加入してしまう

生命保険は説明をされても理解しにくいことが多くあります。説明を聞くのが面倒くさくなって、保険屋に提案されたものをよく検討もせずに加入すると失敗のもとです。何かが起こったとき後悔する可能性は高くなります。

提案された保険を断るのは申し訳ないと思って契約してしまう

提案された保険を契約しないと、保険屋さんに申し訳ないと感じてしまう人もいます。自分の話をよく聞いてくれた上で、提案されたプランであればなおさらです。

相手を思いやる気持ちは大切ですが、提案された保険が必要を満たしていなくて困るのも、ムダな保障に高い保険料を払うのも、保険屋さんではなくあなたです。

デメリットを把握しないまま契約してしまう

保険にかぎらず、商品のデメリットばかりを並べ立てては誰も買いたくなくなりますよね。当然、生命保険の説明をする人も、デメリットよりメリットを強調する傾向にあります。

しかし、デメリットを把握しないで生命保険を見直すことはとても危険です。保険料が安くなっていても、保障額が減っていたり、保険期間が短くなっていたりするかもしれません。

無保険に状態になってしまう

今の保険を解約して新しい保険に加入するケースでは、契約と解約の手続きを同時に行うのはハイリスクです。健康状態や他の理由で、契約申し込みをした生命保険の審査が通らないかもしれません。その場合、解約を取り消すことはできないので、保障がまったくない無保険状態になってしまいます。

解約払戻金に税金がかかってしまう

解約払戻金に課税されるケースがいくつかあります。

特に気を付けたいのは、契約者と保険料負担者が異なるケースです。保険料を負担していなかった契約者が解約払戻金を受け取ると、その解約払戻金は保険料負担者から契約者への贈与とみなされ、贈与税の対象になってしまいます。

他社の保険商品と比較をしないで契約してしまう

似たような保障内容の生命保険でも、保険会社によって保険料はまちまちです。比較せずに加入すると、ムダに高い保険料を払うことになるかもしれません。

大病を患い見直せなくなってしまう

保険の見直しは面倒くさく感じるものです。億劫になってしまい、いつかいつかと引き延ばしているうちに、大病を患って他の保険に加入できなくなってしまうケースもあります。

生命保険の見直しで後悔しないための5つの方法

見直しによるメリットとデメリットを把握する

生命保険の見直しには、メリットだけでなくデメリットもあります。メリットは積極的に説明してもらえますが、デメリットは詳しく説明してもらえないかもしれません。

見直すことでどんなデメリットがあるか、自分で考えるのはもちろん、尋ねてみることも必要です。他にも分からないことがあれば、何でも質問してみるべきです。

  • 解約を勧められている保険は、予定利率の高い有利なものではないか
  • 必要な保障はしっかり確保されているか
  • 見直すことで税制上、不利になることはないか
  • 他のデメリットはないか

これらの点については必ずチェックしておきましょう。

自分に必要な保険のみ契約する

人生のすべてのリスクを、生命保険でカバーすることは不可能です。「あったらいい保障」ではなく「なくては困る保障」に的を絞って見直すべきです。

また、生命保険を見直すのは他の誰のためでもなく、あなたと家族のためです。その目的を忘れないようにしましょう。

責任開始日や免責期間を把握する

新しい保険に加入する際には、いつからその保障が始まるのかを確認することが重要です。他の保険に乗り換えるのなら、保障が途切れないようにすることをおすすめします。特にがん保険は、通常90日間の免責期間があるので要注意です。

他社の保険商品とも比較してみる

生命保険会社は数十社あり、すべての保険商品を比較することはできません。それでもめぼしいいくつかの保険商品とは比較するべきです。同じような内容の保険が、他社だともっと安いかもしれません。

生命保険は1回の買い物ではなく、長期にわたって保険料を支払います。数百円の違いも長い目で見れば、万単位の差となってきます。

生命保険の見直しが必要だと思ったらすぐに行動する

すぐに行動しないで後悔した経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。必要だと思ったことは引き延ばさずに、すぐに行動に移した方が後悔の少ない人生になります。

生命保険の見直しは確かに面倒くさいですが、見直した方がいいと感じているのなら、今すぐ行動することをおすすめします。

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