妊娠中や育休中に住宅ローンの借り換えはできる?団信は通るの? | スマネジ+

妊娠中や育休中に住宅ローンの借り換えはできる?団信は通るの?

子どもの妊娠や出産を機に、住宅ローンの借り換えを検討する人もいることでしょう。産まれてくる子どもの教育費の備えのために、固定費を削減したい気持ちが強くなるからです。

ところが、妊娠中や育休中だと、住宅ローンの借り換えがすんなりといかないことがあります。

今回は、妊娠中や育休中の住宅ローン借り換えがすんなりといかない理由と、借り換えるためにするべきことを解説していきます。

妊娠中だと住宅ローンを借り換えにくい理由

妊娠中に住宅ローンの借り換えができるのか。その答えはケースバイケースです。金融機関や個々の状況によっても異なります。

妊娠中に借り換えがしにくい理由は、おもに健康面と収入面の2つです。

妊娠中は団信に通らないケースもある

フラット35以外の住宅ローンであれば、団信への加入が求められるはずです。団信は生命保険なので、加入時には健康状態の告知があります。

妊娠していると、告知が引っかかって住宅ローンが組めない可能性もあります。妊娠自体は病気ではありませんが、健康面ではリスクもはらんでいるからです。

妊娠中のつわりがひどかったり(妊娠悪阻)、血圧が高くなったり(妊娠中毒症)、出産時だと出血が止まらなかったり、感染症にかかったりするケースもあります。昔ほどではありませんが、今でも出産時に母親が命を落とすことはあり、出産は命がけです。

団信は亡くなったときに、住宅ローンの残債が保険会社から金融機関に支払われます。妊娠していても団信には加入できることが多いのですが、妊娠していない人に比べて死亡リスクが多少は上がるので、審査で落ちてしまう可能性もあるのです。

妊娠していると収入も不安定だと判断されやすい

妊娠している人の収入は、金融機関からは不安定だと判断されやすいです。妊娠そのものよりも、出産後の収入がどうなるのか分からない部分があるからです。

正社員で産休後に復職する予定でいても、実際に出産して子どもの顔を見たら育児に専念したい気持ちが湧いてくるかもしれません。産まれてきた子どもに大きな病気や障害があれば、仕事ができないかもしれません。復職しても子どもの病気で早退や欠勤をすることで、職場にいづらく感じて退職してしまうかもしれません。

出産は収入も含めたその後の環境が大きく変わるライフイベントなので、住宅ローンの審査に通る難易度は高くなってしまいます。

育休中に住宅ローンを借り換えにくい理由

育休中の住宅ローンの借り換えは、収入面で審査に通らない可能性があります。育休取得中は、会社からの給料はありません。代わりに雇用保険から育児休業給付金が出ますが、受け取れる額は給料の7割弱から5割程度です。

育休を終えて復職を考えていても、自分の望み通りに物事が進む保証もありません。子どもを預かってくれる保育園が見つかるともかぎりません。やはり、育休中も金融機関からは収入面で不安定だと判断されやすくなってしまいます。

妊娠中や育休中でも審査に通る可能性はある

妊娠や育休を取ることで住宅ローンの審査に通らないのは、人口減少を食い止めたい時代の流れには逆行していますが、金融機関のリスクコントロールから見れば当然のことかもしれません。

しかし中には、妊娠中や育休中でも住宅ローンの審査に通してくれる銀行もあります。また、フラット35は住宅金融支援機構が母体となっていて、団信への加入も任意のため、妊娠中や育休中でも申し込みが可能です。

出産後の申請で優遇される住宅ローンもある

子育て支援対策として、住宅ローンの優遇を打ち出している銀行もあります。おもな優遇には、次のようなものがあります。

・元金据え置き

元金据え置きは、一定期間は元金の支払いをせず、利息のみを払うことができる制度です。育休で収入が減っている家計の負担を軽減してくれます。

・金利優遇

産後しばらくの住宅ローン金利を下げてくれる銀行もあります。下げてくれる金利は0.1%~0.2%とわずかですが、これもありがたい制度です。

・手数料優遇

これは、本来なら手数料がかかる一部の手続きを無料にするケースです。住宅ローンに関する手数料は金額も大きいので、子育て世帯に嬉しいサービスですね。

  

妊娠中や育休中でも住宅ローンを借り換えるためにするべきこと

妊娠中や育休中だと、住宅ローン借り換えの選択肢は少なくなります。借り換えたい住宅ローンで審査が通るかどうか、1つ1つ調べていくのは骨が折れる作業です。素人が時間をかけて調べていくよりも、プロの力を借りた方が明らかにラクです。妊娠中や育休中でも住宅ローンを借り換えるためにするのは、プロの力を借りることです。

モゲチェックなら費用をかけずに、住宅ローンのプロのアドバイスをもらうことができます。モゲチェックのアドバイザーは、これまでの経験から妊娠中や育休中でも通りやすい住宅ローンを教えてくれます。また、自分たちでは見つけられなかった、もっとよい住宅ローンを教えてもらえるかもしれません。モゲチェックから提案された住宅ローンを断ることも問題ありませんし、借り換えが成功してもやはり費用はかかりません。

妊娠中や育休中は、体調が悪かったり時間がなかったりするので、モゲチェックを利用して住宅ローンも手間も時間もまとめて節約するのがおすすめです。

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