個人情報不要で自動車保険のネット見積もりをするデメリット

自動車保険を比較するなら、保険料の見積もりは不可欠です。自動車保険のネット見積もりは便利なのですが、個人情報の入力に抵抗を感じる人も少なくありません。

個人情報不要の保険料見積もりもありますが、実はあまりおすすめはしていません。

この記事では、個人情報不要で自動車保険のネット見積もりをするデメリットを説明していきます。

個人情報不要でも自動車保険の見積もりをすることはできる

インターネットや郵送などで契約できるダイレクト型の自動車保険であれば、たいていはホームページ上で個人情報なしでの見積もりをすることができます。

確認したところ、次のダイレクト型自動車保険8社は、個人情報の入力不要でネット見積もりが可能でした。

下の画像は、ダイレクト型自動車保険の最大手であるソニー損保のトップページです。

画像の右にあるオレンジ色の「見積り・申込」から、自動車保険の見積もりをすることができます。

見積もりに必要だった情報は次の8つです。

わたしも実際に見積もりをしてみたところ、必要な情報のほとんどは現在の自動車保険の保険証に記載してあるので、5分くらいで終わりました。

個人情報不要なので氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどは入力しませんでしたが、契約者と記名被保険者の生年月日は必要でした。

補償内容は3つのプランが出てくるのですが、内容をアレンジして比較することができます。

個人情報不要で自動車保険の見積もりをするメリット

個人情報漏洩の心配がない

個人情報を入力しないので、もちろん漏洩の心配もありません。生年月日は入力しましたが、それだけで個人を特定することはできないので安心です。

しつこいメールやセールス電話がこない

先ほどのソニー損保の見積もりでは、メールアドレスも電話番号も入力しませんでした。ですので、保険会社からのしつこいメールやセールス電話がくることもありません。

個人情報不要で自動車保険の見積もりをするデメリット

個人情報を登録せずに自動車保険の見積もりができるのは、メリットだけしかないように思うかもしれませんが、実はそうとも言い切れません。

1社ずつ情報を入力するのがものすごく面倒くさい

ソニー損保での見積もりはスムーズに行うことができ、かかった時間は5分くらいです。5分だけなら問題ないかもしれませんが、これを何社も行えば、それだけ時間がかかります。個人情報不要で見積もりできるダイレクト自動車保険8社それぞれで行えば、スムーズにできてもざっと40分くらいの時間がかかり、かなり面倒くさい作業です。

個人情報不要の自動車保険一括見積もりもあるけれど、、、

実は、個人情報不要で自動車保険の一括見積もりができるサイトも存在します。

『イオンの保険相談　保険マーケット』というサイトです。

『イオンの保険相談　保険マーケット』では、最大7社のダイレクト型自動車保険の保険料比較ができます。

個人情報不要で一括見積もりができてよさそうですが、実際に見積もりをしてみていくつか気になる点がありました。

まず、補償内容がざっくりしているという点です。搭乗者傷害保険がなく、人身傷害保険の「車内のみ」の扱いもありませんでした。

また、画像を見て分かるように、わたしの試算結果ではわずか3社しか保険料が出ませんでした。3社のみでは自動車保険の保険料比較には物足りません。

あと、サイト上には「2分でかんたん入力」と記載されていましたが、やはり5分くらいは必要です。初めて利用する人にとっては、さすがに2分は無理だと思います。

『イオンの保険相談　保険マーケット』は保険料の目安を知るのにはいいかもしれませんが、本気で自動車保険の見直しを考えている人には向いていないと感じました。

やはり、自動車保険をしっかりと見直したい人は、個人情報を入力して一括見積もりをした方がいいでしょう。

自動車保険の一括見積もりで信頼できるサイト

本気で自動車保険を見直したいのなら、個人情報を入力して一括見積もりをするのがおすすめです。しかし、個人情報を入力するからには、信頼できるサイトでないと不安が残ります。

わたしが信頼できるおすすめの比較サイトは、株式会社ウェブクルーが運営する『保険スクエアbang!』です。株式会社ウェブクルーはTOBにより子会社化され上場廃止となりましたが、かつては東証マザーズに上場していた会社です。

『保険スクエアbang!』は利用者が500万人を超える老舗サイトで、わたしもこれまでに何度も利用しています。わたしの経験上、見積もりをした保険会社からメールは送られてきますが、電話がかかってきたことは1度もありません。

『保険スクエアbang!』は見積もりができる保険会社数も多いため、自分の希望に合った自動車保険を見つけやすいのも特徴です。

複数社からのメールが届くのがいやな人は、メインのメールアドレスではなく、サブのメールアドレス（持っていなければフリーメールで簡単に作れます）を使用することで対応してみるといいでしょう。