電力会社乗り換えのデメリット|切り替えで後悔や失敗をしないポイント | スマネジ+

電力会社乗り換えのデメリット|切り替えで後悔や失敗をしないポイント

電力会社の乗り換えは、毎月の電気料金を大きく削減できる可能性があります。実際に乗り換えをする人の多くは、電気料金の削減が目的です。

しかし、電力会社の乗り換えにもデメリットはあります。

この記事では、メリットばかりが強調されがちな電力会社乗り換えのデメリットを紹介し、後悔や失敗をしないためのポイントを解説していきます。電力会社の乗り換えに不安を感じている人や、切り替え前にデメリットを把握しておきたい人におすすめの記事です。

電力会社乗り換えのデメリット

電気料金が高くなることがある

電力会社の乗り換えをすれば、必ず節約になるわけではありません。乗り換え先の電力会社やプランによっては、今の電気料金よりも高くなってしまうこともあります。

節約目的で電力会社を乗り換えたのに、逆に高くなってしまえば本末転倒です。

解約時に違約金がかかることもある

電力会社によっては最低契約期間や携帯会社のような〇年縛りが存在し、短期間での解約や契約期間中の解約には違約金がかかるケースもあります。違約金の額は1,100円や2,200円といった小額から、1万円を超える高額の電力会社まで様々です。

電力会社を乗り換えて月々の電気料金が節約できても、違約金のせいで節約分以上の出費となってしまうと笑えないですね。

検針票が有料になる

大手電力会社の昔ながらの契約から新電力に乗り換えると、検針票が発行されなくなります。

電気料金や電気使用量に関してはweb上で確認できるので、さほど問題ないかもしれませんが、紙の検針票が必要な人は自分でプリントアウトするか、電力会社に有料で発行してもらうかのどちらかです。検針票を電力会社に発行してもらう場合の費用は100円程度です。

契約アンペア数に制限があることも

大手電力会社で契約できるアンペア数は、「10A・15A・20A・30A・40A・50A・60A」の7通りです。

新電力の中には、この7通りすべてには対応していない会社もあります。契約できるのは30A以上としている電力会社も多いので、1人暮らしなどで20A以下を希望している人は申し込みができないこともあります。

スマートメーター設置に費用がかかるケースもまれにある

新電力に切り替えると、従来から使用している電力メーターもスマートメーターに切り替えられます。スマートメーターは電気使用量を計測するだけでなく、通信機能もあるのが特徴です。そのため、スマートメーターに切り替えると、現地での検針作業は不要になります。

スマートメーターへの切り替えは国策ですので、基本的に費用はかかりませんが、メーターの設置場所や配線の状況などによっては、まれに費用負担を求められることもあります。

乗り換えのデメリットと思われがちな注意点

電力会社の乗り換えでよく心配されるけれども、実はデメリットではない点についても紹介します。

新電力も電気の質は変わらない

電力会社を乗り換えると、今までとは異なる電気が送られてくると思うかもしれませんが、実は電気そのものは何も変わりません。環境に配慮した自然エネルギーがウリの電力会社と契約したとしても、やはり送られてくる電気は同じです。

聞いたこともない電力会社や規模の小さな電力会社であっても、質の悪い電気が送られることはないので、その点に関しては心配する必要がありません。

新電力でも停電リスクは変わらない

電力会社を乗り換えることで、停電リスクが高くなると考える人もいますが、これは正しくありません。

送電は従来通り地域の大手電力会社(東京電力や関西電力)が行うので、新電力だけ停電ということは起こりません。停電のリスクは、どこの電力会社と契約していようが同じです。

電力会社が破綻しても停電することはない

規模の小さな電力会社は、大手の電力会社に比べると破綻するリスクは高いことでしょう。自分の契約する電力会社が破綻してしまった場合、電力の供給が心配になるかもしれませんが、これも不安視する必要はありません。

電力会社が破綻したときには新たな電力会社との契約が必要になりますが、それまでの間は地域の大手電力会社(東京電力や関西電力)が電力供給することが決められているからです。

電力供給に関するリスクは、新電力も大手電力会社も同じ!

乗り換えで後悔や失敗しないポイント

電力会社の乗り換えにはいくつかのデメリットがありました。

そのデメリットで後悔や失敗をしないためのポイントを3つ紹介していきます。

市場連動型のプランは避ける

電気料金プランには、市場連動型プランというものも存在します。

発電設備を持たない新電力会社は、日本卸電力取引所(JEPX)から電力を購入します。その市場価格と連動したプランにすると、電力の卸売価格が高騰したときに、電気料金が急激に上がるリスクがあります。

最近では2020年末から、電力の卸売価格が高騰し、ニュースでも頻繁に取り上げられました。

実は当時わたしも「自然電力」で市場連動型のプランを契約していたため、平常時の10倍以上にもなる市場価格に戦々恐々としていました。想定外の急激な値上がりだったため自然電力が特別措置を取ってくれ、おかげで事なきを得ましたが、市場連動型プランの恐ろしさを実感しました。「自然電力」はとても良心的な対応をしてくれるいい会社だと思いますが、市場連動型は怖くなったので、その後は「東京電力」→「エルピオ」と電力会社を切り替えています。

市場価格に関しては個人でコントロールできないので、節約目的であれば市場連動型のプランは避けておいた方が無難です。

解約時の違約金がない電力会社を選ぶ

長期間継続するつもりでいても、転勤や家族の状況で急な転居が必要になることも考えられます。電力会社を選ぶときには、できるかぎり解約違約金の設定がないプランを選んでおいた方が安心です。

電力会社は自分に合った条件で比較検討しよう

友人や知人が電気料金の節約をできたプランであっても、自分も節約できるとは限りません。家族構成や電気の使い方によって、最適なプランは変わってくるからです。

電力会社の乗り換えで節約するためには、自分に合った条件で比較検討することが重要です。

数百ある電力会社を1つ1つ比較することは難しいので、比較サイトを使って一括で比較するのが一番ラクな方法です。

特におすすめなのが、電気の見直しでナンバーワンのエネチェンジです。

世帯人数、在宅状況、電気の使用量を入力することで、自分の地域で加入できるプランを抽出してくれます。解約違約金がかからないプランやポイントが付くプランで抽出することも可能です。今の契約プランと比較してどれだけ節約できるかも一目で分かりますし、エネチェンジ独自の限定キャッシュバックなども豊富にあります。

わたしも東京電力からエルピオに変えるときにはエネチェンジを利用したので、年間で15,000円弱の節約に成功しただけでなく、23,000円のキャッシュバックも近々受け取れる予定です。個人情報を入れなくてもシミュレーションできるので、どれくらい安くなるのかをエネチェンジで比較してみましょう。

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