生命保険の見直しが必要なタイミングはいつ? | スマネジ+

生命保険の見直しが必要なタイミングはいつ?

生命保険に加入しっぱなしになっていませんか。どんな保障に入っているか、どれだけの保険料を払っているかを把握しているでしょうか。

生命保険は一度契約すればOK!というものではありません。定期的な見直しが必要です。

なぜ生命保険には見直しが必要なのか、どのタイミングで見直した方がいいのかをくわしく説明していきます。

生命保険に見直しが必要な理由

生命保険と言ってもいろいろな種類があり、加入する理由も1つではありません。ですが一番多い加入理由は、病気やケガや死亡などの際に経済的に困らないためではないでしょうか。

人生100年時代、生命保険でカバーすべき保障が100年間ずっと同じであるわけがありません。ライフステージ、家計、社会は変化していくので、必要とされる保障も変化していきます。

生命保険を見直さないのは大人が中学生の服を着続けるようなもの

大人になるにつれて体は大きくなっていき、服のサイズも変わっていきます。

大人になって体が大きくなっても、中学生時代の服を着ていたらどうでしょうか。人によっては無理やり着られるかもしれませんが、袖も裾も短く、パンツのボタンは留められないかもしれません。服としての必要を満たしていない状態です。

生命保険の見直しをずっとしないでいるのは、体形が変化していてもサイズの合わない服を着続けているようなものです。

生命保険の見直しが必要なタイミング

生命保険の見直しをする理由は、必要な保障が変化するためです。つまり、必要な保障が変化するときが、見直しのベストタイミングと言えます。

必要な保障が変化するタイミングは大きく分けると、ライフステージ、家計、社会、生命保険の4つが挙げられます。1つずつ見ていきましょう。

ライフステージの変化

人生の中で大きな転機となるイベントがある時、生命保険で備えるべき保障も変化します。具体的には就職、結婚・離婚、出産、子どもの独立、マイホーム購入などです。

よくある見直しの例

  • 就職・・・医療保険やがん保険に加入
  • 結婚・・・死亡保険に加入
  • 出産・・・死亡保険の増額、学資保険に加入
  • 子どもの独立・・・死亡保障の減額
  • マイホーム購入(団信あり)・・・死亡保障の減額

家計の変化

長い人生の中では、失業、転職、定年、生活保護、自己破産、大きな資産を築くことなどが考えられ、それによって資産も増えたり減ったりと変化があります。

よくある見直し例

  • 失業・・・経済的に厳しい場合は保障の減額や解約
  • 転職・・・ケースバイケース
  • 定年・・・死亡保障の減額、医療保険やがん保険の充実
  • 生活保護・・・保険の解約
  • 自己破産・・・20万円以上の解約払戻金がある保険の解約
  • 大きな資産・・・相続対策を検討

社会の変化

現代社会は変化のスピードも速くなっています。日本から遠く離れた場所で起きたことが、わたしたちの生活に影響を与えることも珍しくありません。

社会の変化は数えあげたらキリがありませんが、社会保障の変化、医療の変化、生活様式の変化、経済の変化などがあります。

社会保障の変化

民間の生命保険は公的保障の足りないところをカバーするのが一般的なので、社会保障の変化は生命保険にも大きな影響があります。

公的健康保険の自己負担割合は、1984年~1割、1997年~2割、2003年~3割と変化してきました。公的健康保険の自己負担割合が増えるほど、民間の医療保険の必要性は増します。それは、遺族年金、老齢年金、介護保険でも同様です。

医療の変化

かつての日本人の死因1位は結核でした。結核は「国民病」や「亡国病」とまで言われ、恐れられていました。今でも結核はありますが、医療の進歩によって、日本人の結核での死者数は、当時から見れば激減しています。

現在の日本人の死因1位である「がん」も、医療の進歩によって画期的な治療法や予防法が見つかれば、がん保険は必要なくなるかもしれません。

また、最近では手術も体に負担の少ないものが増えてきています。胃がんで手術をするときもお腹を開かず、お腹に小さな穴をあけて腹腔鏡で行うケースが増加しています。体の負担が少なくなるので入院期間は短くなり、通院治療が増えてきています。そのため、現在の医療保険では通院をカバーするものも多くなってきています。

生活様式の変化

生活様式が変わることで、生命保険の必要保障額も変わってきます。

以前は葬儀を盛大に行うことが多かったですが、今では家族葬が主流です。さらに新型コロナの影響で、葬儀の縮小化に拍車がかかっています。

家族葬だと参加者が少ないため、葬儀費用も少額で済みます。葬儀の縮小化は結果として、葬儀費用として備える死亡保障額の縮小につながっています。

経済の変化

保険会社は保険料として集まったお金を運用することで利益を上げます。各生命保険には予定利率というものが設定されています。予定利率とは、保険会社が想定する運用利回りのことで、この予定利率が高いほど保険料は安く済みます。

景気がよくなれば運用利回りは上がり保険料は下がり、逆に景気が悪くなれば運用利回りは下がり保険料は上がります。外貨建ての保険だと、保険料や保障額が為替の影響を大きく受けます。

生命保険の変化

保障期間が定期のものだと、満期や更新を迎えます。満期だと保障はなくなり、更新だと保険料が上がるのが一般的です。

保険の満期や更新時も、自分の生命保険の保障と保険料のバランスを見直すのにいいタイミングです。

生命保険の見直しは定期的に行うのがおすすめ

生命保険を見直すタイミングはたくさんありました。ライフイベントと家計の変化は分かりやすいタイミングですが、社会や経済の変化はタイミングとして分かりにくかったり、気づきにくかったりします。

ですので、ライフイベントや家計に大きな変化がない時でも、3年~5年に1度は見直しした方がいいでしょう。

生命保険の見直しはどのように行えばいいの?

生命保険の見直しには、現在の医療事情や社会保障制度などの様々な知識が求められます。それらをすべて自分で学ぶのには多大な時間と労力がかかるので、その分野のプロの力を借りるのが一番簡単で手っ取り早い方法です。

プロとの相談と言っても、お金はかからず無料でしてもらえます。見直しイコール契約ではありません。まずは気軽に相談して、現在加入している保障が自分に合っているかを見てもらいましょう。自分では分からなかった点や気づかなかった点を丁寧に教えてもらうことができます。

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