医療保険に入るなら更新型と終身型のどっちがお得?それぞれのメリットを比較

医療保険の保険期間は大きく分けると2種類、更新型と終身型があります。更新型には満期があり、更新するたびに保険料が上がっていきます。終身型は保障が一生続き、基本的には保険料も変わりません。

この2種類の保険期間は、医療保険を検討したり見直したりするときに、よく悩むポイントの1つです。医療保険を契約するのなら、更新型と中心型のどっちがいいのでしょうか。

この記事では、更新型と終身型のメリットを比較し、それぞれにおすすめの人を紹介していきます。

更新型の医療保険のメリット(終身型の医療保険のデメリット)

契約当初の保険料が安い

更新型の医療保険のメリットは、契約当初の保険料が終身型の医療保険よりも安い点です。年齢・性別・保障内容などが同じ条件であれば、終身型よりも更新型の方が保険料は安くなります。

医療保険はおもに入院や手術のときに給付金が支払われる保険です。病気やケガによって入院や手術をするリスクは、年齢とともに上がっていきます。保険会社の側からすれば、保障期間が長くなるほど給付金を支払うリスクが高くなるので、契約者からもらう保険料を多くせざるをえません。

医療や社会保障の変化に対応しやすい

医療や社会保障制度は変化していくものです。新型コロナウイルスのような新しい病原体が猛威を振るうことがあれば、結核のように医療の進歩によって罹患する人が激減することもあります。健康保険の自己負担割合や、高額療養費制度の限度額が変更される可能性もあります。

医療や社会保障の変化に伴って医療保険も変化していきますが、一生涯継続することを前提に加入する終身型よりも、定期的に満期がある更新型の方が見直しはしやすいと言えます。

終身型の医療保険のメリット(更新型の医療保険のデメリット)

保障が一生涯続く

終身型の「終身」とは身が終わるまで、つまり保障が一生涯続くことを意味しています。120歳まで生きたとしても、保険料を払い続けるかぎり保障が継続するのが終身型の医療保険です。

医療保険は高齢になるほど使う可能性が高くなる保険なので、長生きしてもずっと保障が続くと安心感があります。

一方で、更新型の医療保険には、最長〇〇歳までという更新の限度があるケースが多いです。よくある80歳や85歳までが限度の医療保険だと、一番入院が多くなる時期に保障がなくなっているという事態になりかねません。

保険料がずっと変わらない

終身型の医療保険は、更新がないので保険料も変わりません。中には、若いうちに保険料をすべて払い込んでしまうようなプランもありますが、基本的に保険料が上がっていくことはありません。

更新型の医療保険だと、当初は安くても更新するたびに保険料が上がっていくのが特徴です。若いうちは保険料の上がり幅も少ないのですが、中高年からは大きく上がっていきます。80歳くらいまで更新し続けるなら、トータルで支払う保険料は終身型の方が少なく済むケースがほとんどです。更新型で高くなった保険料を、年金生活で払い続けるのは大きな負担になることでしょう。

更新型と終身型のどっちがおすすめ?

更新型の医療保険がおすすめの人

・今の保険料を抑えたい人

とりあえず今の保険料を抑えたいのなら、更新型の医療保険の方がいいでしょう。契約当初の保険料が、終身型よりも安いからです。

・時代にマッチした最新の保障を備えたい人

医療保険に最新の保障を求める人には、更新型の方が向いています。新しい保険にどんどん乗り換えていくのなら、終身型に加入する意味はありませんし、更新型の方が保険料も安く済むでしょう。

・老後の医療保障は不要な人

医療費分の貯金があれば、医療保険は要らないという考えもあります。老後までに医療費のための資金を用意するつもりなら、それまでの間だけを更新型の医療保険でカバーするという方法もあります。

終身型の医療保険がおすすめの人

・一生涯の医療保障が欲しい人

一生涯の医療保障を備えたいなら、終身型に入りましょう。平均寿命くらいまで生きて、死ぬまで医療保険を継続するのなら、更新型よりも終身型の方が保険料を抑えることができます。

・保険料が上がらない安心感を求める人

更新型のように負担がどんどん増えていくことに不安を覚える人も多いはずです。終身型の医療保険には、保険料が上がらないという安心感があります。住宅ローンで言うところのフラット35みたいなものですね。

医療保険の保険期間は自分に合った方を選ぼう

医療保険の更新型と終身型には、それぞれメリットとデメリットがあり、どちらの方が絶対にお得!と言い切ることができません。どっちがいいかは、加入目的によっても変わってくるものだからです。

医療保険の保険期間は、自分の目的に合っている方を選ぶことが重要です。

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