団信は住宅ローンの契約時に同時に申し込み、特約内容なども決める必要があります。
住宅ローンは長期にわたるローンなので、返済期間中に「団信に三大疾病の特約を付加したけど、必要ないから外したい」、「フラット35で団信自体に加入しなかったけど、不安だから加入したい」と思うこともあるかもしれません。
この記事では、団信や団信の特約内容をどのようにすれば変更できるのかを説明していきます。
団信とは
団信とは団体信用生命保険の略で、住宅ローン契約者が加入する生命保険です。
契約者が亡くなったり所定の高度障害になったりしたときに、団信から住宅ローンの残債分の保険金が直接金融機関に支払われます。つまり、契約者に万が一のことがあった時に、住宅ローンをチャラにしてくれるのが団信です。
団信の加入は必須だけど例外もあり
住宅ローンの契約には団信の加入が必須となっています。お金を貸し出す金融機関からすれば、契約者に万が一のことがあったときに住宅ローンの返済がストップしてしまうようでは困るからです。
しかし、全期間固定金利のフラット35は、団信の加入を任意にしています。フラット35は通常の住宅ローンとは異なり、住宅金融支援機構が後ろ盾となっているためです。
団信には様々な特約がある
通常の団信では死亡時と所定の高度障害時をカバーしていますが、特約を付けることでプラスアルファの保障を付けることができます。団信の特約は金融機関によっても異なりますが、主な特約には次のようなものがあります。
通常の団信の保険料は住宅ローン金利に含まれているので別途支払うことはありませんが、特約を付けると住宅ローンに金利が上乗せされるのが一般的です。団信に三大疾病特約を付けると、住宅ローン金利への上乗せは+0.3％程度です。
団信の特約を途中で変更することはできない
住宅ローン契約時にいろいろと選べる団信の特約ですが、返済期間中に内容を変更することはできません。新たな特約を付けることも、要らない特約を外すことも不可能です。
フラット35の場合は団信に加入しないことも選べますが、途中から団信に加入することもやはりできません。
借り換えることで団信の特約を選ぶことができる
どうしても団信の内容を変更したいときはどうしたよいのでしょうか。実は方法があります。
その方法とは、住宅ローンの借り換えです。住宅ローンを借り換えると、団信も新たに申し込むことになるので、団信に自分の希望する特約を付けることができます。
借り換えで大きく節約できる可能性がある
住宅ローンの借り換えは、団信の内容変更以外にもメリットがあります。
その一番のメリットは金利の低い住宅ローンに借り換えることで、大きな節約をできる可能性があることです。今は超低金利時代のため住宅ローンの金利もかなり低く、変動金利であれば0.3％台の住宅ローンもあります。
現在の住宅ローン金利が1％以上ある人は、住宅ローンの借り換えで大きく節約できる可能性がありますし、場合によってはトータルの支払い額を数百万円削減できることもあります。
借り換え時の注意点
住宅ローンの借り換えは団信の内容を変更でき、節約できる可能性もありますが、もちろんメリットばかりではありません。住宅ローン借り換えでの注意点も見てみましょう。
健康状態によっては借り換えできない
住宅ローンの借り換えと同時に新たな団信に申し込みます。そして、団信の申し込みには告知が必要です。告知書に記載されている健康状態に関する質問に対して、正確に回答するのですが、その時の健康状態によっては引き受けてもらえないことがあります。
フラット35を除けば、団信に加入できないことは住宅ローンを契約できないことを意味します。告知の審査を緩和したワイド団信というものもありますが、金利は上がってしまいます。
いつか借り換えを検討と考えているなら、少しでも若くて健康なうちに動き出した方がいいでしょう。
諸費用が必要
住宅ローンの借り換えには、事務手数料などの諸費用がかかります。具体的な金額は金融機関や借入額によって異なるのですが、50万円前後からのまとまった金額が必要です。
借り換え先の住宅ローンを選ぶときは、諸費用も考慮して検討することが重要です。また、まとまった手持ち資金がない人は、諸費用込みで借り換えられる住宅ローンもあります。
手間がかかる
住宅ローンは金額が大きく審査も必要なので、気軽に借り換え！というわけにはいきません。用意する書類も数多くあり、面倒くさく感じてしまうかもしれません。
ただ、住宅ローンの借り換えによるメリットを考えれば、そこはがんばりどころです。借り換えて100万円以上の節約になるならば、そのための手間は時給換算で数十万円にもなります。
書類を揃えて銀行とのやり取りをするだけで時給数十万円のバイトがあれば、喜んでやりたいですよね？
住宅ローン借り換えはプロの力を借りてラクしちゃおう
住宅ローンの借り換えをすべて自分で調べて行うには、かなりの時間と労力を必要とします。いくつもの銀行の住宅ローンを比較するのは至難の業ですし、細かな違いはまず分かりません。
それなので住宅ローンの借り換えは、住宅ローンのプロの力を借りることをおすすめします。プロの力を借りることで、時間と手間を削減し、素人では分からない住宅ローンの注意点を教えてもらうことができます。
「でもプロの力を借りるには高い費用がかかるんじゃないの」と思うかもしれませんが、モゲチェックなら完全無料で住宅ローンのプロから提案とアドバイスを受けることができます。自分が希望する団信の特約を扱っている金融機関の中から、ベストな住宅ローンを提案してもらうこともできます。
モゲチェックは2020年から完全無料となっているので、借り換えが無事に成功しても費用はかかりません。借り換えしようか迷っている人もまずは相談することで、借り換えをするべきかどうかを判断できるので、気軽に問い合わせてみましょう！
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