住宅ローンの借り換えは固定費の削減の中でも効果の高い節約方法です。数百万円の節約につながることもざらです。
とは言っても、すべての人が借り換えをした方がいいわけではありません。どのような人が住宅ローンの借り換えをした方がいいのかを解説していきます。
住宅ローンの借り換えをした方がいい人は節約効果の高そうな人
住宅ローンを借り換える目的は人それぞれです。変動金利から固定金利に変更して安心感を得ることが目的の人や、銀行員との付き合いが目的の人もいるかもしれません。
ですが、住宅ローンを借り換える目的で一番多いのは節約に違いありません。ほとんどの人は節約をするために住宅ローンの借り換えを検討します。目的が節約であるならば、住宅ローンの借り換えをした方がいい人は、大きな節約を見込めそうな人だと言えます。
住宅ローンの借り換えによって高い節約効果が見込める3つのケース
住宅ローンの借り換えが節約につながるかどうかは、支払う利息をどれだけ減らせるかにかかっています。利息の額を決めるローン残高、残りの返済期間、金利の3点が重要です。
ローン残高、残りの返済期間、金利の3点から見て、高い節約効果を見込めそうなケースを紹介します。
住宅ローン残高が多いケース
住宅ローン残高が大きければ大きいほど、支払う利息は増えます。その分、借り換えによって利息を減らせる可能性も高くなります。
1つの目安としては、ローン残高1,000万円が挙げられます。あくまでも目安ですが、ローン残高が1,000万円以上あれば高い節約効果が見込める可能性があります。
住宅ローンの残りの返済期間が長いケース
住宅ローンの返済期間は長ければ長いほど利息は増えるので、借り換えで利息を減らせる可能性は高まります。
目安は10年です。住宅ローンの返済期間が10年以上あれば、借り換えで大きく節約できる可能性は高まります。
住宅ローン金利が高いケース
住宅ローンの金利は高ければ高いほど、当然利息も増えてしまいます。節約目的で借り換えるなら、この金利を少しでも低くする必要があります。住宅ローンの借り換えには数十万円単位の諸費用が掛かるので、金利差がわずかだとトータルで見て節約にならないことがあります。
借り換えで節約になる目安は、金利差1%とよく言われます。今の住宅ローン金利が高いほど、借り換えたい住宅ローンとの金利差が1%以上になりやすいので、借り換えで大きく節約できる可能性は高まります。
3つのすべてに当てはまる人は住宅ローンの借り換えを今すぐ検討した方がいい
住宅ローン残高1,000万円以上、残りの返済期間が10年以上、金利差1%以上の3つすべてに当てはまる人は、借り換えで大きく節約できるチャンスです。絶対に住宅ローンの借り換えをした方がいい人です。今すぐ検討を始めるようにおすすめします。
3つのどれかに当てはまらなくても節約できる可能性がある
住宅ローン残高1,000万円以上、残りの返済期間が10年以上、金利差1%以上というのはあくまでも目安です。どれか1つに当てはまらなくても、住宅ローンの借り換えで大きく節約できる可能性があります。
まずはシミュレーションをして、自分がどれだけ節約できるのかチェックしてみましょう。モゲチェックのホームページでは、個人情報の入力なしに住宅ローン残高・残りの返済期間・現在の住宅ローン金利の3点が分かれば、10秒で診断することができます。
住宅ローンの借り換えは早いほど有利
住宅ローンの借り換えは、残りの返済期間が長いほど節約効果が高いのですが、裏を返せば返済期間が短くなるほど節約効果は低くなるということです。つまり、借り換えをするのであれば少しでも早い方が節約効果は高くなります。
いつかやろうなんて思っているうちに、ダラダラと高い利息を払うのはもったいないので、借り換えをするなら少しでも早い方がいいでしょう。
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