水道料金1ヶ月の平均額はいくら?おすすめの節約方法8選

自宅の水道料金がいくらなのか把握していますか。

水道光熱費の1つである水道料金は、ガス代や電気代に比べると、なんとなく節約意識が低くなりがちな費用です。しかし、水道料金も工夫次第で安くすることができます。

この記事では、水道料金のしくみや平均額を説明し、おすすめの節約方法を紹介していきます。

水道料金のしくみ

水道料金には、基本料金と従量料金があります。

基本料金は水を全く使わなくてもかかる料金で、従量料金は水道の使用量に応じてかかる料金です。

基本料金は設置されているメーターの大きさ(口径)で決まります。

家庭用に使われるメーターの大きさは、13mm、20mm、25mmの3種類がほとんどです。最近の住宅は20mmの水道メーターが多いのですが、2世帯住宅のように蛇口の数がたくさんある家だと、25mmの水道メーターが使われるケースもあります。

基本料金はメーターが大きいほど高くなるので、13mmよりも20mm、20mmよりも25mmの方が高くなります。

東京23区の基本料金は、13mmが860円、20mmが1,170円、25mmが1,460円です。

従量料金の単価は、使用水量が多いほど1㎥あたりの単価も上がっていくのが一般的です。

水道料金は、基本的に2ヶ月分まとめて請求されます。水道メーターの検針が、2ヶ月ごとに行われるためです。

水道料金の1ヶ月の平均額はいくら?

水道料金の平均額は、総務省が毎年行っている家計調査から知ることができます。

2021年の水道料金の平均額は月4,291円です。

とはいえ、水道料金は世帯の人数によっても差が出ます。家計調査では、世帯人員1人~6人の平均額を出しています。

平均1人世帯2人世帯3人世帯4人世帯5人世帯6人世帯
4,291円2,248円4,344円5,749円6,465円7,307円9,190円
参照:2021年家計調査

1人暮らしの水道料金の平均額は、全世帯の平均額(4,291円)の約半分である2,248円です。

2人世帯が全世帯の平均額(4,291円)とほぼ同額の4,344円。その後は世帯人数が1人増えるごとに1,000円くらいずつ水道料金が上がっています。

当然ながら、世帯の人数が増えるほど、水道料金も高くなっていきます。

みなさんの水道料金は、平均額を比べて高いでしょうか、それとも安いでしょうか。

水道料金は地域によって差がある

水道料金は地域によって異なります。地形や水質、水道管の敷設状況、人口密度などの複合的な要因によって左右されるためです。

北海道東北関東北陸東海近畿中国四国九州沖縄
4,428円5,042円4,315円4,722円4,098円4,159円4,416円3,836円4,041円3,621円
参照:2021年家計調査

水道料金を地方別で見ると、東北や北陸が高く、四国や沖縄は安いことが分かります。しかし、これはあくまでも平均額であって、同じ地方の中でも事業体によっても異なります。

水道料金が最も高い北海道夕張市と、最も安い兵庫県赤穂市の水道料金の差は約8倍です。

一般家庭で一番水を使っている場所は浴室

一般家庭で最も水の使用量が多い場所は、浴室です。

参照:東京都水道局

家庭での水の使用量の約4割が、浴室で使われています。

次に水の使用量の多い場所は、トイレとキッチンで、約2割ずつです。浴室、トイレ、キッチンの3ヶ所で、家庭全体の約8割の水を使用しています。

水道料金を節約できるおすすめの節水方法

では、家庭での水道料金の節約方法を見ていきましょう。

水を流しっ放しにしない

皿を洗うとき、歯を磨くとき、シャワーに入るとき、水を流しっぱなしにしていませんか。水の流しっぱなしは、間違いなく水とお金の無駄です。文字通り湯水のごとく使ってしまっています。

必要ないときにこまめに水を止めることを意識し、習慣にしましょう。

食洗器を使う

食器は手洗いよりも食洗器の方が、断然節水できます。食洗器のメーカーや機種、手洗いの洗い方にもよりますが、水の使用量を80%~90%も削減できると言われています。

食洗器だと電気代はかかりますが、それを考慮しても食洗器の方が経済的です。食洗器の電気代を節約したいなら、乾燥機能を使わないのも1つの手です。

食洗器を使うことで、時間も節約することができます。

洗濯機をドラム式にする

洗濯機は、縦型よりもドラム式の方が使用する水の量は少ないです。水道料金を抑えるには、ドラム式の洗濯機がおすすめです。

トイレを流すときは「大」と「小」を使い分ける

トイレを流すときに、「大」「小」を使い分けていますか?トイレは1日に何度も使いますので、そのわずかな差も積み重なって大きな違いになってきます。

古いトイレを節水タイプに交換する

今のトイレは節水化が著しいです。

参照:TOTO

昭和の時代には、「大」での洗浄水量が13ℓ~20ℓもありましたが、最新のトイレだとわずか3.8ℓまで減っています。

トイレ1回での水量が10ℓも違うと、年間の水道料金はかなりの違いが出てきます。

トイレが古いなら、最新の節水タイプに交換することで水道料金を大きく節水することが可能です。

お風呂の湯量を減らす

お風呂にお湯を張ると200ℓ近くの水を使いますが、大きいものだと300ℓ以上の水が入るバスタブもあります。

子どもと一緒に入浴する人や体の大きい人は、バスタブからお湯があふれることがあるかもしれません。その場合はお湯が無駄になっているので、お風呂の湯量を減らすべきです。

水道料金だけでなく、ガス代の節約にもなります。

おふろの残り湯を活用する

おふろの残り湯を活用することも、水道料金の節約につながります。

定番と言えば洗濯への活用ですが、他にも風呂掃除をしたりトイレを流したり、花への水やりに使うこともできます。

節水シャワーヘッドに交換する

個人的に一番おすすめなのが、お風呂のシャワーヘッドを節水シャワーヘッドに交換する方法です。

初期費用はかかりますが、意識しないで普通に使うだけで節水できるとても簡単な方法です。わたし自身も数年前から節水シャワーヘッドを使い、結果として水道料金の節約ができています。

節水効果だけでなく、水圧の強いものや美容効果のある節水シャワーヘッドもあるので、自分の好みに合わせて楽しみながら節水することができます。

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