マンションの電気代の平均はいくら?電気料金を安くする節約方法

自分の家の電気料金が平均と比べて高いのかどうかって気になりますよね。そして、できるだけ電気代を減らしたいのが、みなさんの希望だと思います。今回はマンションの電気代と節約方法について調べてみました。

「マンションの電気代の相場っていくらぐらい?」

「マンションでも電気料金を節約する方法はないの?」

この記事ではこれらの疑問を解決していきます。

マンションの電気代の平均は一戸建てよりも安い

日本生活協同組合連合会が発表している「電気・ガス料金調査2019年9月」によると、マンションと一戸建ての月の電気料金は次の通りです。

  • マンション 平均6,477円
  • 一戸建て  平均8,546円

マンションの方が一戸建てよりも電気代は月に2千円以上安くなっていました。マンションの電気料金から見ると、一戸建ての電気料金は1.32倍と、かなり差があります。

なお、この調査では5月の電気代を元に行われています。5月の気候は過ごしやすく、あまりエアコンも使わない季節なので、年間の電気代は6,477円の12倍よりも高くなるはずです。

マンションの方が一戸建てより電気料金がかなり安い3つの理由

マンションの方が一戸建てよりも居住スペースが狭く部屋数も少ない

一般的にはマンションの方が一戸建てよりも床面積は狭く、部屋の数も少なくなる傾向があります。マンションよりも広い一戸建てはエアコンなどの冷暖房費がかさみ、部屋数も多いので照明の数も多く必要です。

マンションは一戸建てよりも気密性や断熱性が高い

一戸建ては木造が多いのに対して、マンションは鉄筋コンクリートや鉄骨コンクリートで作られています。木造よりもコンクリートの方が、気密性は高くなります。

またマンションは接しているため、一戸建てよりも外気の影響を受けにくく断熱性が高いのも特徴です。特にマンションで上下左右挟まれている部屋であれば、外気の影響を受けるのは玄関側とベランダ側の2面のみなので、冬でも暖かく、暖房費は少なく済みます。

電気使用量が増えることで電気料金の単価が上がるため

電気料金体系は、電力会社によって異なりますが、よくあるのは電気使用量が増えると電力量の料金単価も上がっていくプランです。大手電力会社の多くも、この料金体系プランがあります。

この料金体系だと、電気使用量の多い人と少ない人の電気代の差が開きやすくなります。

マンションよりも広くて断熱性で劣る一戸建ては電気使用量も増えるため、マンションよりも電気料金の平均単価は高くなっていることが考えられます。

マンションの電気代を節約するための3つの方法

マンションの電気代を節約する方法は色々とありますが、簡単にできる節約の仕組みづくりを3つ紹介していきます。

家電を省エネタイプに切り替えて電気代を削減

家電を省エネタイプに切り替えることで、消費電力を抑えることができます。

電気代で一番大きなシェアを占めるのがエアコンです。古いエアコンと比べると、最近のエアコンは消費電力がどんどん少なくなっていて、特に大型のエアコンはその差が顕著に現れます。リビングで使っているエアコンが10年以上前のものであれば、買い替えを検討してもいいかもしれません。一時的に大きな出費にはなりますが、年間の電気代が数万円の節約になる可能性があります。

意外なことに照明も、電気料金の中で高いシェアを占めています。照明は数が多く使用時間も長いからです。照明もLEDに切り替えると、消費電力は数分の一に激減します。購入費用の元を取るのにも、それほど時間はかかりません。くわしくは、下の記事を読んでみてください。

電力会社の契約アンペア数を見直すことで電気料金は安くなる

ほとんどの電力会社の料金体系は、基本料金+電力量料金+再エネ賦課金です。

この基本料金は契約アンペア数によって決まります。契約アンペア数が大きくなるほど、基本料金は高くなります。

下の表は、東京電力のスタンダードプランの基本料金です。

 契約アンペア  基本料金 
10A286円
15A429円
20A572円
30A858円
40A1,144円
50A1,430円
60A1,716円

契約アンペア数を10A下げると、基本料金が286円安くなります。現在の契約アンペアが高すぎるのなら、電力会社に連絡して下げてもらうだけで電気料金を毎月、今よりも安くすることができます。

電力会社を切り替えて電気代を節約する

2016年4月に電力自由化が全面解禁となり、それまでは住んでいる地域の大手電力会社しか契約できなかったものが、今では電力会社を自由に選べるようになりました。電力会社によって電気料金も大きく異なるため、切り替えるだけで電気代を大きく節約できるケースが増えています。

電力会社を切り替えても、送られてくる電気は同じもので差はありませんし、電力会社が倒産してしまっても電気の供給がストップして停電することは決してありません。仮に新電力が倒産しても、東京電力や関西電力などの地域の大手電力会社が電気を供給する仕組みがあるためです。

電力会社の切り替えは、マンションでも、賃貸住宅でも一部の例外を除けば基本的には可能です。一部の例外については、下の記事で詳しく説明しています。

電力会社の切り替えは、したことがない人にとっては大変に思えるかもしれませんが、検針票さえあれば実は拍子抜けするほど簡単です。ほとんどのケースはネット上で完結し、立ち合いも要りません。

初期費用もかからないことが多いので取り組みやすいですし、節約効果も高いのが電力会社の切り替えです。わたし自身も、これまでに3度電力会社を切り替えていて、現在はエルピオで電気料金を節約しています。

電気料金を削減したい人は、まずは電力会社の切り替えからやってみることをおすすめします。

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