住宅ローンの借り換えを成功させる10のポイント | スマネジ+

住宅ローンの借り換えを成功させる10のポイント

家計を賢く管理してムダをなくしたいのなら、住宅ローンの借り換えは欠かせない見直しの1つです。その一方で、住宅ローンの見直しには手間と労力がかかります。借り換えに手間と労力をかけるからには、なんとしても成功させたいところです。

この記事では、住宅ローンの借り換えを成功させる10のポイントを解説していきます。

⓵目的を明確にする

まずは、住宅ローンを借り換える目的を明確にしましょう。借り換えの目的は、返済額を削減して節約したい人が大半です。しかし、節約以外にも次のような理由が考えられます。

  • 団信の内容を変更したい
  • 全期間固定金利タイプにして安心を得たい
  • 取引する金融機関を変えたい

目的があいまいではどの住宅ローンを選べばいいのかも見えてこないので、目的を明らかにすることはとても重要です。

②借り換える住宅ローンは金利だけでなく総合的に見て選ぶ

住宅ローンで、まず気になるのは金利です。金利が低ければ低いほど魅力的に見えます。

しかし、住宅ローンの団信や、借り換えにかかる諸費用は様々です。金利が低くなっても団信の保障内容が悪くなっていたり、諸費用が高額だったりすると、借り換えの目的を達成できないケースもあります。

住宅ローンは金利だけでなく、総合的に見て判断しましょう。

③安定した収入を保つ

金融機関は、貸したお金を返してくれそうな人にしかお金を貸しません。お金を返せるかどうかを判断する材料の一つが、安定した収入です。

派遣社員よりも正社員の方が、自営業よりも会社員、会社員よりも公務員の方が融資は受けやすくなります。勤務年数は長い方が審査は通りやすく、転職や独立をした直後では審査に通りにくいです。転職や独立を考えているのであれば、その前に借り換えをした方がいいでしょう。

④延滞を避ける

支払いに間に合わずに延滞をしてしまうと、個人信用情報に記録が残ります。そうすると、金融機関や保証会社からは、「経済的に余裕がない人」、または「お金にだらしがない人」と判断されてしまう可能性があり、審査のハードルはグッと上がります。

住宅ローンだけでなく、クレジットカードや他のローンでの延滞もNGです。

⑤他の借り入れをできるかぎり減らす

金融機関は、その人の年収を見てどれくらいの借り入れが可能なのかを審査します。その借り入れとは住宅ローンだけでなく、他のローンなども含めためた金額です。他の借り入れが多いと、住宅ローンで希望額満額の融資を受けられないかもしれません。

クレジットカードのキャッシング枠は利用していなくても借り入れと見られる可能性があります。使用するつもりのない不要なキャッシング枠は、早めに解約しておいた方が安心です。

⑥健康に気を配る

フラット35を除く住宅ローンは、団信(団体信用生命保険)への加入が必須です。団信に加入できないと、住宅ローンも契約できません。団信は生命保険なので、加入時には健康状態の告知があり、健康状態に問題があると引き受けてもらえないことがあります。

審査基準を緩和したワイド団信を扱っている金融機関もありますが、金利が0.3%くらい上乗せされてしまいます。

⑦自宅の手入れをする

自宅は年数とともに老朽化していき、価値は下がるものです。それ自体は仕方のないことですが、まったく手入れをしなければ劣化のスピードは速くなります。

住宅ローンでは自宅が担保となりますが、自宅の老朽化がひどいと担保として不十分と判断され、希望額を融資してもらえない可能性は高くなってしまいます。

⑧書類は提出前にしっかりチェックする

住宅ローンの借り換えでは、様々な書類の提出が必要です。提出書類が揃わないと審査は行われず、時間がかかってしまいます。時間がかかると気持ちの面で疲れるだけでなく、希望していた金利で借りられなくなることもあります。

書類を提出する前に、不備な点はないかをしっかりチェックしましょう。

⑨夫婦で協力する

結婚している場合は、夫婦で協力して借り換えに取り組むことが重要です。ペアローンを組んだり、夫婦の収入合算で住宅ローンを借りたりしていればなおさらです。

夫婦で借り換えの目的を共有し、協力し合っていかないと、うまく事は進みません。借り換えが成功したとしても、夫婦ゲンカの種となってしまうようでは残念ですね。

⑩プロの力を借りる

ほとんどの人にとって、住宅ローンの借り換えは慣れない作業です。何をしたらいいのか、どれを用意すればいいのかも分からず、1つ1つ調べながら行っていきます。個人もしくは夫婦のみでも、借り換えをすることはできますが、かなりの手間と労力が求められます。

ですが、住宅ローンのプロが手伝ってくれたらどうでしょうか?不安な点は解消でき、多くの手間や労力を省くことが可能です。自分たちでは見落としていたり、気づかなかったりしたことも教えてもらえるかもしれません。

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