生命保険の申し込みが断られる(謝絶)理由と入るためのコツ | スマネジ+

生命保険の申し込みが断られる(謝絶)理由と入るためのコツ

生命保険は誰でも入れるわけではありません。生命保険に入るためには、保険会社の審査をパスしなければならないからです。せっかく申し込んでも残念ながら断られることもあります。

この記事では、生命保険の申し込みが断られる理由と、入りやすくするためのコツをファイナンシャルプランナーの私がくわしく解説していきます。

生命保険の申し込みは断られることがある

生命保険の加入には審査があるため、申し込みをしても謝絶になることがあります。謝絶とは、保険の引き受けを断られることです。

生命保険には、公平性の原則があります。何かしらの理由で公平性が保てないと保険会社が判断すると、断られることになります。

生命保険の申し込みが断られる理由はくわしく教えてもらえない

生命保険の申し込みで断られても、基本的には保険会社から詳しい理由を教えてもらうことはできません。具体的な生命保険の引き受け基準は各保険会社によって異なり、それは各社の機密事項だからです。

生命保険が断られる理由として考えられるもの

生命保険の申し込みが断られる理由として考えられるものには、次のようなものがあります。

申し込み時の健康状態

生命保険が断られる理由として一番多いのが、申し込み時の健康状態です。医師の審査や告知で記入した病歴などが高リスクだと判断されると、生命保険の加入を断られてしまいます。

申し込んだ本人はどうってことないと思っているような病気や症状でも、保険会社からは高リスクと判断されるケースもあります。たとえば、糖尿病は日本人の多くがかかっているので軽視されがちですが、糖尿病で薬を服用していると一般的な医療保険に入ることはまず無理です。

過去の給付歴も断られる原因になる

以前から加入している生命保険会社だと、これまでの給付歴も審査の対象です。

今回の告知では1つも該当がなくても、以前の給付歴が理由で断られる可能性もあります。

危険な職種の人

職種が原因となって断られることもあります。

職種での引き受け基準も保険会社によって違いはありますし、保険種類によっても結果は変わりますが、次のような職種だと、引き受けてもらえない可能性は高いです。

レーサー ボクサー スタントマン 登山家 風俗店勤務

命の危険や大きなけがと隣り合わせの職種は、リスクが高いため断られやすくなります。生命保険に加入できたとしても、限度額が低く抑えられることがあります。

なお、無職の人(主婦、学生、年金生活者等は除く)も引き受けを断られることが多いです。

その他の理由

反社会的勢力だったり、過去に不正を働いたことがあったりして、その情報を保険会社が知っている場合は、生命保険への加入を断られます。

そのような人たちはモラルリスクが高いので、詐欺行為やマネーロンダリングなどで利用される可能性があるからです。

生命保険を断られにくくするコツ

出来ることなら、せっかく申し込んだ生命保険を断られたくはないはずです。

生命保険の加入を断られずに、加入しやすくするためのコツを紹介していきます。

再検査を受けてから申し込む

健康診断や人間ドックで「要再検査」や「要精密検査」となっていて、再検査などを受けていない場合は、生命保険を断られる可能性が高くなります。

この場合は、再検査を受けてその結果が出てから申し込むのがおすすめです。再検査の結果「異常なし」であれば、引き受けてもらえる可能性は高くなります。

何かしらの病気が見つかり生命保険に入れなくなったとしても、早めに治療を開始できるようになるので、やはり再検査は早めに受けるべきです。

告知をくわしく記入する

告知を理由に断られるケースでは、情報不足が原因のこともあります。保険会社としては、与えられた情報から想定できる最悪の状態で審査をします。

例えば右目の治療をしているのに、治療部位に「目」とだけ記入すると両目を治療していると判断されたうえで審査される可能性があるので、しっかり「右目」と記入することが必要です。

告知に該当する病気やケガなどがあるのなら、なるべく詳しく書いた方が審査をパスする可能性は高まります。

告知義務違反はNG

告知で断られるのを恐れて、ウソをついて生命保険に入ろうとする人がいますが、これは告知義務違反です。告知義務違反が判明すると、保険金や給付金は支払われず、保険契約も解除されてしまうことがあります。

告知義務違反は不正ですし、自分自身が損することになりますから、絶対にやめましょう。

申し込むタイミングを変える

告知書の質問では、「過去3ヶ月以内」や「過去2年以内」というように期間が定められているケースが多いです。

指定された期間に該当しない傷病歴については、記入する必要がありません。もう少しで告知の指定された期間が過ぎるようであれば、それまで申し込みを待つのも1つの方法です。

引受基準緩和型の保険を検討する

持病が理由でどうあがいても通常の生命保険に加入できないときには、引受基準緩和型の保険を検討してみましょう。引受基準緩和型の保険は高めの保険料ですが、引受基準が通常の生命保険よりも緩くなっているので、持病があっても入りやすくなっています。

入りやすい保険会社から申し込む

生命保険の引受基準は、保険会社ごとに異なります。

同じ病歴や同じ職種であっても、A保険会社では断られるけど、B保険会社なら入れるということも珍しくないです。自分の状態でも入りやすい保険会社から申し込むことで、謝絶を避けることができます。

ファイナンシャルプランナーは入りやすい保険会社を知っている

とはいえ、どの保険会社が入りやすいのかはなかなか分かりません。

そんな時は、複数の保険会社を取り扱っている乗合代理店のファイナンシャルプランナーとの相談がおすすめです。乗合代理店のファイナンシャルプランナーであれば、各社の違いも把握しているため、この病気ならどの保険会社が通りやすいか、あの職種でもここの保険会社なら入れるという情報を持っています。

生命保険の申し込みが断られるのが心配な人は、気軽にファイナンシャルプランナーと相談してみましょう。

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